今日は仕事初めだった。
しばらく浮かれた旅行記なんぞ書いたりしていたわけだが、
そろそろ休み気分も切り替えなくてはいけない頃。
徐々に通常営業に戻していこうと思う。
という訳で今日は旅行と仕事の狭間に考えたことを。
台湾で台湾式シャンプーを体験に行ったのだ。
台湾式シャンプーとは座ったまま、
髪をもこもこに泡立て、洗髪をしてくれるサービス。
10年前に台湾に来た時も夫婦で体験したのだが、
とても心地よく、楽しかった記憶があり
子ども達も連れて行ってあげたかったのだ。
調べるとその時のお店はまだ変わらず営業していたので
懐かしさに即座に予約をとった。
MRT中山国小駅近くのお店だ。
シャンプー液と水を乾いた髪にふりかけ、泡立てていく。
独特の指の動きで、座ったままなのに
シャンプーが垂れてこないし、全然飛び散らない。
腰の強い泡で
これは元々泡を切るため、きゅーっと絞りあげるように髪を持ち上げていたそうだが
今は魅せるパフォーマンスとして
髪の毛でいろいろな形をつくってくれるのだ。
家で、自分でもできるシャンプーを、
こうして旅の思い出として
すくなからぬ対価を支払ってまで体験したいと思わせるイベントに昇華させる・・
見事だと思う。
私も歯科で患者さんにブラッシング指導をすることがある。
歯磨きも家で自分でする分には無料でできること。
それでもプロとしてお金をいただいて指導するからには、
何かプラスになる情報やポイントを、と
色々考えて指導してきたつもりだ。
でも、こんな風に海外から
それを求めて観光客がやってくるほど、
受けたいと思わせる魅力ある歯みがきになっているだろうか?
否!
残念ながら私の歯みがきはこんなにワクワクするものになってはいない。
真っ当で真面目ではあるが、地味でインパクトに欠ける。
どうにかできないだろうか。
泡立つタイプは推奨しないけど。
棒術っぽくブンブン振り回してね。
時短になる。
スパイダーマンみたいに。
まぁ、こんなアホなことはしないにしても
でもインスタ映えしてワクワクして、
かつ自分でするより綺麗になる。
そんな何かをできないものか。
歯科医院にはワクワクが足りないよ。
今日は頭のどこかでずっとそんなことを考えながら仕事をしていた。
ちなみに台湾式シャンプー、
みんなこんなインスタ映えな感じにしてくれたのだけれど
極端に髪の短い母は
あまり映えなかった。