ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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ガチャガチャはゴミなのかという話

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私たち夫婦はガチャガチャが好きだ。

 

 

お互い、子どもに無駄遣いをさせない両親に育てられたので

子どもの頃は滅多にガチャガチャなんてさせてもらえなかった。

というか、あの時代頻繁にガチャガチャを回していた子どもなんていなかったんじゃないだろうか。

お小遣いの使い道を自分の裁量に任されている子だけが、

時折お小遣いを投入して、ガチャガチャを回しては

皆に羨望の眼差しを向けられていた。

 

 

 

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私は女の子だったし、

おとなしい子どもだったから

自分から親にガチャガチャをやりたいとねだることもなかったし、

あんなのは無駄遣いだよね!とお利口さんな、わかったようなことを言って

いつもそ知らぬ顔で通り過ぎていたけれど

 

 

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楽しそうに回してる男の子を見ては

「いいなぁ、やりたいなぁ」

ってドキドキしてた。

 

 

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しってる?鉛筆に噛み付くの。

 

かみつきばあちゃんはガチャガチャで手に入れる子と、

シャープペンの替え芯のおまけで手に入れる子といたけれど

私はおまけで手に入れたんだと思う。ガチャガチャじゃなかった。

 

 

 

とにかく、そんなガチャガチャと無縁の子ども時代を送ってきたのだけれど

そんな子ども時代の反動か、

今はガチャガチャを見ると

ワクワクが止まらないのである。

 

お値段も手頃。

ついつい回してしまうのだ。

 

 

 

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我らを止めるものは誰もいないぜ・・!

 

 

 

子どもが欲しがった時も比較的許してしまう。ダメな親だよね。

 

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判断基準は私たちがときめくかどうか。

逆こんまりメソッド?

 

 

子どもたちも「これならオッケーしてもらえるだろう」というものを見分ける目が身についてきて、

父、母のツボをついたものをセレクトしてくるようになってきた。

 

 

 

ガチャガチャが無駄遣いという父母の言葉に嘘はなく、

ガチャガチャはハンドルを回し、商品が転がり出てくる一瞬が喜びのピークで

結局は使い道もなく、ゴミになってしまうことも多い。

 

 

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でもやめられない。

だって好きなんだもーん。

 

 

ミニマリストを夢見ながら時折断捨離の真似事とかしているのに、

ついついガラクタを我が家に招き入れてしまう

そんなガチャガチャファンの我ら夫婦のコレクションを一部ご紹介したい。

 

 

 

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いきなり便器が写ってすみません。

佐藤邦雄さんというイラストレーターのイラストから作られた

色々な動物が並んで用をたしている「つれ○⚪︎○」シリーズ。

私が伏せ字にしているわけではなく、こういう名前のガチャガチャなのだ。

 

 

我が家のトイレにはジョニーさんの強い希望により男性用小便器が設置してあるのだが、

その上にいつも並べてある。

 

 

ジョニーさんのかわいいつれション仲間だ。(伏せ字がだいなし)

 

 

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ゴリラの背中の丸め方とか、シロクマの直立加減とかが絶妙である。

ネズミは縁に乗っていたり、ウリ坊は縁に乗せていたり(何を?)

細かいところまでよくできていてとてもかわいい。

 

 

撮影のためちょっと位置をずらしたが

小便器の上には他に合掌シリーズの動物たちがいて

トイレに立つ度にジョニーさんや、コペルを拝んでくれる。

 

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彼らのおかげで、ジョニーさんもコペルも

今日も自信満々元気いっぱい楽しく生きていけるのである。

 

 

 

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トイレにはもう一人、この人がいる。

明かり取りの窓辺から見下ろしている北島マヤ

 

 

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北島マヤの主演する舞台

狼少女ジェーンの話題作りのために速水真澄が

「ここで狼少女をやってみろ・・!」とマヤを煽った名シーン。

ガラスの仮面大好きなんだよ。

欲しくなるよね。つい回しちゃうよね・・!

 

 

時々目が合うので、

「こい・・!ジェーン!」って真澄さん役をやってあげたり。

 

 

ずいぶん大人の男性だと思って読んでいた真澄さんの年齢(32歳)を遥かに通り過ぎても一向に完結する気配のない

少女漫画界のサグラダファミリア

 

 

紅天女やマヤの恋の行方に思いを馳せながら

時々このフィギュアを眺めるのである。

 

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上記二つのような

好きなものや可愛いものにももちろん心惹かれるのだが

「なんでこんなものを作ろうと思ったんだろう!!」という衝撃のあまり

ついついハンドルを回してしまったものもある。

 

 

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実寸大の煮干しのメタルフィギュアである。

 

微妙な形、大きさ違いで

全5種類だそうだが、

コンプリート欲をそそられないことこの上ない。

 

なぜ、この商品を作ろうと思ったのだろう。

なんで煮干しだったんだろう。

見ていると不思議でたまらない。

 

 

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子どもたちにはなぜか人気があって

二人とも自分にくれ、とせがんでくるので

「あげるよ」というのだが、

 

やはり何の役にもたたないので、

部屋の片隅に放置されている。

 

断捨離対象になる日も

そう遠くはなさそうである。

 

 

④ここまで読んできて

やっぱりガチャガチャってくだらないな、

結局ゴミになるんじゃないか、という印象を持たれた方も多いと思うが

そんな方はこちらをご覧いただきたい。

 

 

 

 

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ゴミのガチャガチャ。

 

 

もう、そもそもがゴミという潔さ。

最初から最後まで、徹頭徹尾ゴミ。

ゴミ以外の何者でもないその潔さに心打たれて

ついつい何回も回してしまった。

たくさんあるとゴミ集積所感が増して更によい雰囲気となる。

 

 

サイズ感がぴったりなので

コケシちゃんのシルバニアファミリーのお家の玄関先に置くと、

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ファンタジーの世界になんとも言えないリアリティの風が吹くと思う。

 

 

とてもいいと思って、コケシちゃんにあげようとしたが

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なかなか理解してもらえない模様。

 

今はパントリーの中にひっそりと飾られているのである。

 

 

他にもたくさんお気に入りのコレクションがあるが、

長くなったのでまた今度。

 

 

 


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