トイストーリー4も見てきたのだけれど
自分の中でまだうまく気持ちがまとまらないので
こちらを先に書いておきたい。
ポケモン映画
「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」
子供のいる家庭にとって
もはや春の訪れを感じる年中行事だが、
夏のポケモン映画も風物詩と言っていい。
映画館でポケモン映画の予告編がはじまると
って思いません?まだ夏休みじゃないけどね。
とはいえ、私はあまりポケモンに詳しくない。
学生時、金と銀バージョンをジョニーさんと一緒にプレイしたことがあるだけ。
でもクリアした記憶はない。その程度のヌルい付き合い。
それでも基本的な世界観や有名なキャラクターは知っているし
その後子どもがアニメにハマったり、
ゲームをしたりしている姿を見たり聞いたりしつつ
子どもと一緒に映画もいくつか見に行ったことがあるので
なんとなくフワッと理解している。
そんな中途半端にポケモンを知ったつもりの
ニワカのレビューである。
ガチのポケモンファンの方、
勘違いや不十分な理解をおゆるしいただきたい。
以降ネタバレあり↓↓↓
まず物語はミュウツーのしつこいまでの問いかけから始まる。
何回もリフレイン。
知らないよ。
多分ミュウツーだとは思うのだ。
だってわたしはミュウツーを見にきたんだし、
ちょっと似てるけどまさかフリーザ様じゃないだろうし、
市村正親さん!って答えて欲しいわけではないだろうし。
「ミュウツー」と言ったら「逆襲」ってフレーズだけは知っているから
多分逆襲とかするタイプの陰湿なポケモンなんだと思うけど
何ものなのかはわからない。
しかもこの映画自体がリメイクのため
多くの人がミュウツーがどんな背景をもつポケモンなのか知っている状態でこれを見ている中、
私は何かわからない全く未知のポケモンに相対したという
劇中の登場人物と同じ気持ちでミュウツーの誕生するシーンを見ることができた。
どうやら彼は自分を利用する為に
人工的に彼を生み出した人間達を恨んでいるらしい。
でも子育て真っ最中のおばちゃんのフィルターを通すとこうみえてしまう。
反抗期に子どもが言うやつー。
生まれるやいなや思春期に突入。
自分の存在意義や人生の目的が見つからなくて悩んでるのはあなただけじゃないのよ。
とても強くて純粋で苦悩するポケモンだ。
でもその強さゆえ、
その煩悶は規模が大きくなってしまう。
触るものみな傷つけるギザギザハート。
自分を作った博士をやっつけるだけでは飽き足らず
人間社会の破壊まで話がとんでしまう。
なんとなく初っ端から
グレた子どもをハラハラしながら見守る母のような気持ちで
ミュウツーの物語は進んでいく。
そのトレーナーたち所有の生え抜きのポケモン達を強化コピーして
コピーのポケモン軍団を作ることで人間社会に攻撃を仕掛けようとする。
自分がコピーとして生み出されたポケモンであるということに悩みながら、
自ら同じような境遇のポケモンをたくさん生み出して
その自分たちが誰よりも強く君臨することで
自分の存在の正当性を確かめようとするのだ。
その行動は哀しく、切ない。
その集められた有望なトレーナーが我らのサトシ、カスミ、タケシだ。
最近はテレビの放送でも
サトシの冒険が進んで
一緒に旅をする仲間もカスミやタケシではなくなっているようなので
なんだか懐かしかった。
そしてピカチュウは
めっちゃ可愛い!愛くるしい。抱きしめたい。最高。好き。
その後色々あって
ミュウとミュウツー、
物語のクライマックスでぶつかり
激しく戦うのだけど、
ここからはおばちゃん目が潤みっぱなし
ポケモン達の人間への信頼に
いつもは悪いことばっかりしているロケット弾の見せる人情味に
コピーピカチュウを攻撃せず、やられるがままのピカチュウのボロボロの姿に
ついつい涙を誘われてしまう。
変に凝ってはいないのだ。
だいたいがお約束のベタな展開ばかりなのだ。
でもそのシンプルで単純なストーリーが胸にするりと入ってくる
・・・私疲れているのかしら。
終盤戦いを止めようとして石化?してしまったサトシに語りかける
「ピカピ」に
自分でもひいちゃうくらい泣く。
フシギバナなら「バーナバーナ」みたいに
名前と関連づいた決まった単語しか話せないのだけれど
喜怒哀楽の全てを「ピカチュウ」の一言で表現する声優さんって本当に凄いと思う。
みんなの涙がキラキラとサトシの方へ飛んでいって石化を解くシーンでは
私の涙も一緒に飛んでいったはず。
最後はその絆に心を動かされたミューツーは去っていくのだけれど
涙で彼を見送ったわ。
小林幸子&中川翔子 『風といっしょに』※映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』主題歌
歌でまた泣く。
いい歌ね。
小林幸子!神か。
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