少し前の出来事になるが
夏休みの終わりに行ってきたかえる寺について書きたい。
かえる寺とは通称で、正確には如意輪寺という。福岡県小郡市にある真言宗のお寺だ。
家族で温泉旅行に行った先のホテルで
携帯から読者登録をしているブログの新着のチェックをしていたら
たまたまこの記事を目にしたのだ。
↓なんかカエルだらけの寺があるらしい
現役添乗員にして社会科の教員免許も持つツベルクリンさんが、
さまざまな観光地をその豊富な知識で
ユーモアたっぷりに紹介していくブログ。大ファンなのだ。
時は江戸時代・・
日照りに苦しむ農民たちの前に一匹の大ガエルが現れた。
カエルは乾燥し、ひび割れた大地に
どっしりとすわるとケロケロ鳴きはじめた。
するとみるみるうちに空が翳って
三日三晩大粒な雨が降り続けたという。
おかげで秋には豊かに田畑が実り
人々はカエルさまのおかげだと喜んだ。
そしてこの窮地を救ってくれたカエルのことを忘れぬよう、
そこに寺を建てたのがカエル寺の始まりである・・
とかいういわれがあった事実は一切ない。
全然ない。
これは今私が適当に考えた嘘である。
本当は何の伝承に基づくものでもない。
住職がお土産に一匹のカエルの置物を買ってきたことから、カエル集めにハマって
とにかく集めているうちに凄い数になっちゃった、という
ただそれだけらしい。
如意輪寺がカエル化したのは平成4年からとのこと。
でもなんか逆にいい。面白い。
意味もなくカエルまみれのお寺を見てみたい!
偶然にも宿泊していたホテルから車で30分程の距離。
特に目的もプランもない、いきあたりばったり旅行だったこともあり、
私たちはすぐに行ってみることに決めた。
高速の筑後小郡インターで下りて10分ほどいくとかえる寺に到着。
小郡の町はとてものどかで
途中不安になるほど、人の姿を見かけなかったのだが、
かえる寺の周辺には新しいお店や建物が目立ち、
駐車場がいっぱいになるほどの人が参拝に訪れていた。
案内表示に従いお寺の入り口にむかうと
まだ境内に入っていないというのに
たくさんのかえるの石像が置いてあって、
テンションが上がる。
かえるは意外とファンシーなアニメチックなデザインのものが多い。
入り口にはかえるの阿吽の仁王像。
これ、ツベルクリンさんのブログで見たやつー。
寺院の入り口に配されることが多いこの仁王像は
寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神の役割を担っているそうだがこの可愛らしさ。
きちんと敵の侵入を防げているのか。
その実力の程は疑問である。
門をくぐると12匹のカエルタワーがお出迎え。
何のためのものなのかは分からないけれど、
なんとなくスゴイ。
ちょっと積み過ぎー。
8月9月は風鈴祭り開催中だったらしい。
無数にぶら下げられたカラフルな風鈴が一斉に風に揺れる様がとても美しい。
唐突に写真。
ぶら下がる風鈴をちまちま描いていたら
ちょっとびっくりするほど面倒くさくて
「これ写真そのまま載せればいいんじゃない?」
という至極まっとうな考えに思い至ってしまった。
イラストブログのアイデンティティの危機であるが
ほら、とても楽。
写真最高。
文明ってすごい。
というわけでしばらく写真が続く。
境内はいたるところにカエルがいてとっても可愛い。
こっちをみてもカエル。
目がヤバイ。
あっちをみてもカエル。
密談中。
カエルに乗せてもらっている人もいれば
カエルにつめよられている人もいる。
「説明しろー!」
いたるところにカエルがいて
とても可愛い。
本堂の横にはカエル部屋なるものがあって
住職があつめたというカエルのコレクションを見ることができる。
中には懐かしのサンリオキャラ、けろけろけろっぴや
薬屋さんのケロちゃん?、セサミストリートとかにでてくるカーミットなんかもいる。
イヤというほどかえるを味わえる。
御朱印ももらった。
ちゃんとカエル付きで嬉しい。
こんなものもあった。
口を大きくあけた金色のカエルの石像だ。
潜りぬけると悪いことを良いことにかえてくれるらしい。
いいね、やってごらん。
巨大かえるに丸飲みにされているようで
なんだかシュール。
わかったよー!
ん・・?
これは・・!
テレビから出てくるあの人・・
そう、まるで貞子。
カエルにまみれて、
最終的に貞子にもなれる
ステキなお寺。
皆さんもお近くまでいらしたときは是非!
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