家を建てた時、我が家の庭の端っこに2本、
プラムの木を植えた。
と母に夢を託されたのだ。
だから初めは「何か柑橘系を」と思ったが
ご近所のレモンの木が、えぐいくらいアゲハチョウの幼虫にやられていて断念。
アゲハチョウの幼虫のムクムクした新幹線のようなボディ。
無理だ。絶対に無理だな。
代わりに、お義父さんに
とアドバイスをもらい、
プラムを植えることにしたのだ。
結実には2品種間で受粉することが必要だということだったので2本。
まだ植えてから3年弱なので、細く小さい木ではあるが、
初夏にはいくつか実をつけてくれている。
いつかわんさか実がなる日を待ち望まれている
我が家の期待のホープなのである。
土曜日台風のくる前に
このプラムを剪定した。
最近放置気味でワサワサしちゃってたし、
枝が折れたり、葉が吹き飛んだりして
ご近所にご迷惑をかけたら困るからね。
庭の落ち葉も綺麗に掃いて集め
切った枝と一緒にゴミ袋に入れた。
枯葉からダンゴムシとか這い出てくるかもしれないから本当は家の中に入れたくないけど
台風が去るまでの我慢だ。仕方ない。
念のため、ゴミ袋の中にたっぷりと殺虫剤をかけ
袋の口を縛って家の中にいれた。
勝手口内側のいつもゴミ袋を置いておくところに。
そしてその後も来るべき台風に備えて
戸締りを確認したり、自転車を玄関に入れたり、
雨戸がないので窓ガラスにテープを貼ったり
懐中電灯を用意したり・・。
最近の台風はちょっと怖いからね。
色々準備をしていると
台所からコケシの悲鳴。
何ごとかと駆けつけると
ゴミ袋から大量の青虫が這い出してくるところだった。
ぎゃあああああ！嘘でしょう？
「ママ。コケシ、アオムシ怖いよ。
お外に出してよ。」
コケシが私に助けを求めてきたが、
とても触れそうになく
仕方なく二人でジョニーさんに助けをもとめたが
男らしくきっぱりとNOと言われたので
結局コペルが虫を外に出してくれた。
私たちのヒーロー！
こういうときでもコペルは絶対に虫を殺したりしない。
それが蚊であろうが、ゴキブリであろうが、蜘蛛であろうが、必ず外に連れて行く生き物に優しい男だ。
無知な私はこれから冬に向かうこの季節に青虫はいないもの、と勝手に思い込んでいたんだけれてど、
9月くらいまではまだアオムシがつく季節らしいね。
そうだよね。プラムにアオムシはつきものだよね。
はらぺこあおむしにもでてくるもんね。
昨日は朝から風が強く
家族で録画のキングオブコントをみたり、
アメトークの踊りたくない芸人をみながらみんなで踊ったりしながら
どこにも出かけずに家にこもった。
夕方からはいよいよ近づいてきた台風に
庭木が折れそうにしなり
電線は踊り、叩きつける雨風に私たちは怯えた。
きっとまだあの庭木には大量の青虫がついていることと思うが、この雨と強風に耐えられるのだろうか。
申し訳ないけど、風に乗って飛んでいってはくれまいか。
そう願いながら揺れる木を眺めていた。
私の住む長崎では昨日の台風で多くの被害が出たらしい。
私の家は何ごともなかったが、
市内で電線が切れ停電した地域もあるようだ。
先日の台風で被害をうけた千葉の方々も
他の地域の方々も我が市も
早く日常に戻れるように祈っています。
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