久しぶりに妹と甥っ子に会った。
甥っ子オモチは3歳になったばかり。
この時期の成長は著しいもので、
前回会った時と体も心も全然違う。
辿々しかったおしゃべりもだいぶ達者になって
会話が成立するようになった。
赤ちゃんから幼児へ。
ポケモンでいったら一段階進化したような
そんな大きな変化を感じられる時期だ。
ドヤ顔もイヤイヤ期のワガママも
とにかく可愛くて可愛くて可愛くて可愛い。
我が家の子ども達はもう8歳と12歳。
親としてはまだまだそれなりに可愛いけれどももう幼児ではない。
やっぱり幼児はすごい。
丸い頬、とんがらした口、すべすべのおでこ、ふくふくの手のひら。
ステータスを「可愛い」に全振りした、全身可愛いの塊。
久しぶりの「小さい子」の有無を言わせぬ愛らしさに完全ノックアウト。
自分の子であれば
泣けば「泣き止ませねば」
わがままを言えば「道理を諭さねば」と
色々と責任も伴い可愛いばかりではないが
ヒトの子であれば泣いていてもわがままをいっていても全然気にならない。
もちろん大人としてわがままに対して注意したりもするが、
心の負担や感じるストレスが親のそれとは全然違う。
無責任(?)に可愛がり放題で最高だ。
孫の可愛さというのはこんな感じなのかしら?なんて思いつつ、
ちやほや甥っ子を囲み、みんなで愛で、
メロメロになっていると…
あらぬ方向から思わぬ待ったがかかった・・・
ふりかえると何故か3歳児に対抗心を燃やし、
激しく嫉妬する娘8歳の姿が!
今まで家庭で1番小さく、甘え上手で
皆に可愛がられるポジションを独占していたコケシ。
体が小さいこともあって、学校の友達関係の中においても「おみそポジション」を陣取り
同級生にすら可愛がってもらう、天性の末っ子気質なのである。
もう小学生なんだから3歳児に対抗なんかするんじゃないの、と叱るか
オモチを一緒に可愛がろうぜ、とこちら側に引き込むか、と
一瞬対応に悩んだが、
真剣に怒るコケシを見ていたら、これは
先住猫を尊重するように、みんなでコケシを囲み
コケシを優先的に可愛がる姿勢をみせて
なんとかことなきを得た。
優しい言葉と注目を浴びて落ちついたのか、
オモチへの態度が少し軟化したのだ。
大きくなっても、
それこそ大人になっても
自分の居場所と思っていた場所に
新しい人が入ってきて胸がざわつくことってある。
そんな時にその人を敵視し、いじめ
引きずり下ろそうとしてしまう人もいる。
そんな風にならないためには
他の人が注目を浴びたって、自分に寄せられる愛情が目減りするわけではないということを知り、
自分には居場所があって、自分を愛してくれる人はいるのだという自信と余裕を持つことが大事なのかもしれない。
その確固たるよりどころを作るために
親は子どもに愛されていることを感じさせてあげなくてはいけないのだ。多分。
そんなことを感じた一件であった。
コケシのワガママには困ったものだけどねー。
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