ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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環境芸術の森に紅葉狩りに行ってきた話

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週末は秋晴れのよいお天気だったので、

ずっと行ってみたかった佐賀県の「環境芸術の森」に紅葉を見に行ってきた。

 

 

 

環境芸術の森唐津市厳木町作礼山の中腹に位置する約30haの私有林。

約10000本のモミジやカエデが植えられた美しい庭園は人気の紅葉狩りスポットで

毎年11月中旬のこの時期になると、

友人の誰かかしらがここに出向き

 

私のSNSのタイムラインに

 

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こんな写真が流れてくる。

 

 

おおよそ日本人であればこの写真に魂を揺すぶられない人がいるだろうか。

 

美しい。

 

なんだ、この圧倒的なまでの美しさは?

そしてどういう仕組みで撮られた写真なのだ?

室内?水面か?

何に映ってこんな風に見えているの?

 

 

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全然京都関係ないけどけど何の脈絡もなくそんなコピーが頭に浮かび

美しいこの写真の、和の世界へと飛び込んで行きたくなる。

 

 

毎年憧れと共に眺め、行きたいなーと思いながら時期を逃してしまうのだけど、

今回はふと思いたち、意を決して行ってきた。

 

 

 

そう、行ってきた。

 

 

 

••••行ってきたのだが、

憧れと現実は少し違っていてなかなかに大変であったので、ここにレポートを残しておきたい。

私と同じように環境芸術の森に憧れ、

これからいこうと計画している

もしくはいつか行きたいなと思っているどこかの誰かの参考になれば幸いだ。

 

 

 

 

まず注意すべき点だが

当たり前だが、なによりも第一に

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紅葉狩りスポットは中高年のディズニーランド。

 

 

この時期紅葉狩りで有名な、どの観光スポットでも同じだと思うが

とにかく激混みである。

芸術の森自体は広大な敷地を散策するスタイルであるので

たくさんの人がいてもそれほど苦にならずに

密にもならずに見て回ることができるのだが

山を登り、入り口まで至る細い一本道は

駐車場に入ろうとする車で5キロ前くらいから渋滞。

まともに並ぶと2時間半待ちということだった。

 

 

 

時間があるから並んでもいいよ、という人や

足が弱いからできるだけ歩きたくない、という方は入り口より80メートルの位置にある第一駐車場に至る長い長い列に並び、2時間半待ってもよいが

 

 

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「それはきつい」という方は

さっさと諦めて入り口より1.3キロ離れた第4駐車場に止め、

山道を歩いて登った方が良いと思う。

 

 

私たちも進まぬ車の列に早々に心を折られ、

駐車場整理のおじさんに勧められるがままに

渋滞にさしかかって20分くらいでとおりかかった第4駐車場に止めて

そこから歩いたのだが、結果大正解だった。

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ただ、かなり勾配のきつい坂道の

歩道もない狭い路肩を30分くらい?歩いて登らなくてはいけないので

体力に自信のない方は端から平日や空いている時間を狙って訪れた方がよいかもしれない。

 

 

 

そして

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駐車場の簡易トイレは比較的空いていたので

ちょっぴり汚いが見かけたら入っておいた方が良いと思う。

 

トイレットペーパーはあるが、水道はないので

使用後、手を清拭するための除菌用グッズなどがあれば持参するとよいかもしれない。

 

ちなみに私が行ったときには床のポンプを足で踏んで流れるタイプの簡易トイレが設置されていて

 

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と前に入ったお姉さんに申し訳なさそうに言われたが

何度もしつこくポンプを踏むと流れた。

 

 

意外と強く踏み込まねば水が出て来なかったので

頑張って踏んでいたのだが

コケシに聞くと私が足踏みのポンプを踏んでいる間トイレ全体が揺れていたそうで

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そんなアクロバティックにウンチしないわ。

流してたんだよ。5人分くらい流した。

 

 

 

さて、何はともあれ渋滞を乗り越え、トイレ問題をクリアして、

きつい山道を歩いた者のみ

ようやくたどりつくことができる環境芸術の森

 

 

 

入場料は大人700円、子ども300円。

入り口の券売機で購入する。

何故か入り口のリスが札束を抱えている。

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紅葉を見に大挙して押しかける人間たちを

嘲笑っているのか?

 

 

家族4人で2000円払って入園した。

 

 

作り込まれた庭園ではなく、

自然の状態に少し手を加えた、野趣を残した雰囲気で

まさに芸術の森という感じ。

 

 

入り口から綺麗な紅葉を見ることができてテンションが上がる。

 

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混んではいるが

敷地が広いので、さほど人混みが気になることはない。

 

 

寄り道しながら回って1時間くらいだろうか。

ゆっくりと楽しむことができた。

 

 

紅葉を楽しむ庭園は各地にあると思うが、

中でもここはもみじが多く植えられているのが特徴的であると思う。

頭上には赤いトンネル、足元には散り積もったもみじの絨毯。

とにかく視界全体が燃えたつように赤く

心が高揚する。

グラデーションの異なるさまざまな赤に、つつまれている感覚が心地よく、

感動してあちこち見てまわっては写真を撮った。

 

 

 

山の中腹にあるため、ここに至るまでも

そして園内もアップダウンのきつい道を歩き回るため

汗をかき、お腹もすいて何か食べたり飲んだりしたい気持ちになると思うが

園内の軽食屋さんはこのコロナ禍でイートインを休止中。

ただし、テイクアウトでペットボトルのドリンクの販売はしていた。

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注意その3、散策路にはお店も自動販売機もない。

最初に買っておくべし。

 

 

 

食べ物は入り口付近のテントでおにぎりと焼き芋、

しし汁を打っていたが

私がついたお昼過ぎにはおにぎりも焼き芋も売り切れ。

しし汁しか残っていなかった。

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豚汁と言われても気が付かないお味。

自家製柚子胡椒添えでうまい。

 

 

 

他には園内でお抹茶や葛切り、ホットコーヒーをいただける出店もでていたが

しっかり食事をいただけるところはない(少なくとも今年はそうであった)ので

食事は済ませてから行くといいと思う。

 

 

 

 

 

そしてこの場所のメインイベントもいうべき

件の幻想的な写真が撮れるフォトスポットだが

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この風遊山荘という建物の2階にある。

 

 

こちらはさすがに長い列ができていたが、

流れは早く、10分程で入ることができた。

 

 

ただし、実際のところ…

 

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写真で見てその美しさに感動し

実際見たらどんなにか綺麗だろうと憧れていたのだが、

 

 

実際にみると

窓からはもちろんきれいな紅葉がみえるものの、

畳敷で漆塗りの机が置いてある普通の古い和室。

 

 

欄間に賞状が飾ってあったり、床の間に日本人形が飾ってあったりして

おじいちゃんちみたいというか、公民館みたいというか

綺麗ではあるけれど少し昭和の香りを感じるような生活感ある空間なのだ。

 

 

そう、あの写真は窓を撮ることによって室内が逆光で影絵のように暗くなる

写真のテクニックを使った美しさだったのだ。

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ちょっとびっくりはしたが、ここまで来たらあの写真を撮りたい。

幻想的なリフレクションは漆の机によるものだったのか。

 

 

係員の人が映え写真の撮り方をレクチャーしてくれる。

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机に携帯を置いて、低い位置から

景色と机に写りこんだ景色を両方画面におさめる。

 

 

 

魔法の裏側はこんなものか、と思いつつ

自分で撮ったとは信じられないくらい

アーティスティックな写真が撮れたことは嬉しかった。

 

 

 

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ほら。

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ほら、凄くない?

上は私が、下はコペルが撮ったのよー!

 

 

とにかく、混むし、歩くし、勾配きついし

有名なフォトスポットも実際見るより写真で見た方が素敵だったりもして

あれ?って思っちゃったりもするんだけれど

やはり紅葉は抜群に綺麗で

10000本という数の力はとにかく圧倒的。

 

私はとても楽しんだし、おすすめだ。

足腰に自信のある方はぜひチャレンジしてみてほしい。

運動にもなるしね。

 

 


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※おまけ

園内に煉獄さんのコスプレをされていた方がいて

一緒に写真をとっていただいた。

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なんとなく煉獄さんに会えた気がして嬉しくて
「大好きなんです。頑張ってください」と声をかけたら
「ありがとうございます」と言ってくださった。

 

 

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