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↓登場人物紹介
「ある悲劇」
小児歯科では治療の後、ちょっとしたご褒美をあげる事が多い。
もので釣って頑張らせるのは教育的に違うんじゃないかと言われたこともあるが、
小さな子どもが
大人でも憂鬱な不快で怖い治療を頑張って受けたというのに、
その上人間的成長まで求めるのは欲張りすぎなんじゃないかという気がする。
ご褒美目当て上等。
些細なおもちゃやシールで少しでもやる気がでるのなら安いものだ。
だから私はむしろ「他のどの医院よりも魅力的なご褒美を」と、いつも色々と買い揃えているし
バルーンアートでちょっとしたキャラクターを作ってプレゼントしたりもする。
ご褒美は治療の成功を左右する大事な一要素なのだ。
最近のご褒美人気No.1は何と言っても鬼滅の刃のシールだ。
映画も少し勢いを弱め、鬼滅旋風もそろそろおさまっていくのかとおもいきや、まだまだ大人気。
シールが袋に入って20枚つづりのクジになっている。
開けるまでは誰があたるかわからない。
この誰が出てくるかわからないドキドキ感が楽しいところでもあり、
悲劇を生むところでもあるのだ。
今まで治療出来なかった子が、勇気を振り絞って
麻酔の注射を打ち、歯を削り、虫歯の治療をした。
涙もほんの少しその目に浮かんだが、溢れることはなく、
立派に最後までやり遂げた。
その子は達成感に満ち、自信あふれる表情で
鬼滅のシールを手に取る…
そんな時に悲鳴嶼さんがでちゃったりしたら…!
阿鼻叫喚の地獄絵図になっちゃうよー!
いつもドキドキハラハラしながら見守っている。
悲鳴嶼さん、私は好きなんだけどねー。
でも悲鳴嶼さん出たら大体ちょっと変な空気になるから
できたら誰かとペアで出てくれたらいいのに、って思ってる。
子どもには悲鳴嶼さんの良さはまだ分かんないんだと思うわー
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