前回の記事は不安定でちょっとネガティブな内容だったにもかかわらず、
たくさんの温かいコメントありがとうございました。
リアルで繋がっている友達や家族なんかはブログを見て心配して
連絡してきてくれたりしたので、
安心してもらうためにも早めにブログを更新しようと思っていたが、
やっぱりなかなか書けないままもう一週間が経ってしまった。
今までどうやって書いていたのだったか、とんと思い出せない。
グルグルと思考は渦巻くけれども纏まることなく消えていく。
恐るべしホルモンバランスの乱れ。
…手強い。
仕方ないのでリハビリがわりに
あまり今まで普段使っていなかったのだが
はてなブログのお題スロットを回して
それについて書こうと思いついた。
自分の思考や体験をこねくり回すより
与えられたお題に答える方が書きやすいんじゃないだろうか。知らんけど。多分。
早速回してみると
こんなのが出た。
大切にしているものはたくさんあるが、
宝物と言われて今最初に思いついたのはコレだ。
まだ息子のコペルが3歳くらい、保育園に通っていた頃。
コペルは小さい頃から多動傾向があって
園からの連絡ノートには、毎日のようにコペルの落ち着きのなさについて
優しいやんわりとした表現で、でも何回も書かれていた。
「じっと座っているのは苦手なようです」
「午前中はずっと後ろ向きに座ってお友達に話しかけていました」
「お散歩中何度も脱走してしまいます」
等々…。
それでも初めての子で同世代の他の子の様子を知らず、比較する対象を持たなかった当時の私は
「まだコペルは小さいし、これくらいの年齢なら多かれ少なかれみんなそんな感じなんじゃないのー?」なんて気楽に構えていた。
でもその後公開保育があり、参観してみて
集団行動からはみ出る我が子の圧倒的な落ちつかなさ、騒々しさに愕然とさせられる事になる。
私は小さい頃大人しい、どちらかといえば優等生タイプの子どもだったし
男兄弟もおらず
不可解な言動を繰り返す未知の生物のような息子をどう理解して、どう導いてあげればよいのか分からなくって
結構悩んだりもした。
そんな日々の中ある日息子が
保育園のお散歩の途中(例によってまた列から脱走して)摘んできてくれたお花。
調べてみたらホトケノザという花みたい。
よくよく見ればたしかに鮮やかな紫色の花が咲いているけれど
私は道を歩いていてもこの雑草を意識することはなかったし、目に入ってもこれが花であるという認識すらなかった。
コペルはまだ小さくて目線が低いのできっとこの花が目に止まったのだろう。
小さいコペルがこんなに小さな花を見つけ、私にあげようと小さい指でこれを摘んで
家まで大事に持ってきたのだ。
何と可愛く、何と愛しいのだろうか。エモさしかない。
とにかくコペルの優しさが嬉しかった。
そしてコペルは意味なく走り回っているのではなく、
わたし達が気にも留めない身の回りの小さなものが彼の目にはとても新鮮に美しく映っているから
気を惹かれてしまうのだろう、と
なんだか納得がいったような気持ちになった。
私はこの花を押し花にし、手帳に挟んで栞がわりに10年
ずっと大切にしている。
コレを見ると小さいコペルの愛らしい姿を思い出す。
面倒で手のかかることも多い息子の優しい心を思い出す。
何回言っても直らないだらしなさに
胃が焼き切れそうなほどストレスを感じた時も
これを眺めればまぁ許してやるかという気になれたし、
思春期の唐突な不機嫌を理不尽にぶつけられて
怒りが爆発しそうになったときも
冷静な自分をとりもどすことができる。
そんな愛のお守り的な宝物なのであるが…
まぁ時々そんなの全然通用しない怒りに我を忘れて
うん…仕方ない。
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