ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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もののけ姫のアシタカの話

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前回のブログを更新した後、

ジョニーさんにもののけ姫について思うことを話していたら意外と盛り上がったので、

 

例の名言以外に心に響いたシーンやずっと気になっている点など、

考察というほどでもない浅く雑多な所感を書いていきたい。

 

 

まず、私はもののけ姫が大好きで素晴らしい作品だと思っているのだが

まだ若かれしあの頃、はじめてみたあの時から

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宮崎監督ごめんなさい。

 

 

 

いや、アシタカはめっちゃカッコイイのだ。

ジブリ映画の中でもそのかっこよさはハウルと双璧をなすと思っている。

 

 

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高らかに名乗るアシタカ、とか

 

 

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ちょっと強引なアシタカ、とかは

その凛々しいかっこよさに思わず手を合わせて拝みたくなっちゃうくらいだし…

 

 

 

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飛んでくる矢をキャッチする人間離れしたアシタカ、とか

 

 

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右腕に呪いを宿した中二っぽいアシタカ、とかには

憧れずにはいられないヒーロー感がある。

 

 

 

さらに負傷して、喉元に剣を突きつけられながらも

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どえらい殺し文句を叩きつけてくるアシタカときたら、

もうとんでもなくけしからんアシタカだ。

なんなの?本当はイタリア人かなんかなの?怖い。

 

 

どんなシーンにおいてもアシタカは強く優しい正義のイケメン。

非の打ち所がないくらい本当にステキ。

白馬に乗った王子さまなんて、どこにいるんだろうっていつも不思議に思ってたけど、いた。こんなとこにいた。

乗っているのはヤックルだけど。

 

とにかくアシタカが超絶にかっこいいのは疑いようのない事実なのである。

 

 

 

でもさ、何回見ても忘れられないの。

初めてもののけ姫を見た時、

カヤからもらった想いを込めた小刀を

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あっさりサンにあげてしまったのをみた時の衝撃と戸惑いを。

 

 

カヤちゃんはアシタカの婚約者だったんでしょ?

カヤちゃんはアシタカを思っていたんでしょ?

それで村を出て2度と会えなくなるアシタカの無事を祈って、お仕置き覚悟で送った大切な小刀なんでしょ?

 

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もちろんもう二度と村には戻れないんだから

ずっとカヤを思って独り身でいろなんていわない。

 

だけど「いつも思おう」と口にしたその舌も根の乾かぬうちに

サンに出会ってあっさり惹かれて…。

 

 

いや、切り替え早いな!とか、ちょっと思ったけどさ

まぁサンは特別気高く美しくて、アシタカに強烈な印象を残しただろうからから仕方ないのかなと思って見ていたら

 

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山犬にポーンって。

 

 

小刀投げちゃうのかよ!サンにあげちゃうのかよ!カヤの想いはどこいっちゃうんだよ!って。

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私の中に永遠に住んでいる喪女が浮気なイケメンを感知して強烈なアラートを鳴らすもんで…

どうしてもアシタカに感情移入できなくなってしまうのだ。

 

 

しかも最後アシタカはタタラ場にのこる。

 

 

「サンは森で私はタタラ場で暮らそう。ともに生きよう。会いにいくよ。ヤックルに乗って…」

カッコイイ台詞だ。

 

 

人間のコミュニティに背を向けるわけでもなく、

森と対立するわけでもない。

共に生きていく。そのバランスを探る。

どちらの立場も否定せず、認める。それがアシタカらしいとは思うんけど

何もかも捨ててサンと共にいかないのか、って少しガッカリしちゃうというか

どっちつかず、というか…

 

 

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…って思っちゃうの。

 

こんな美しく奥深い名作に対してこんな下世話な感想を抱いてしまって本当に申し訳ないが、

カヤの小刀問題に関しては多分同じように引っかかってる人は多いと思う。

 

 

この小刀問題のみならず

アシタカへの文句だけでなく、エボシ様の実写化は天海祐希さん一択である話とか

 

前に見た時に心に刺さった他の名言の話とか

 

家でアシダカグモを見るたびに心の中で「我が名はアシダカ!」ってアテレコしちゃう話とか

 

太宰府天満宮の大楠にはもののけ姫感があると思う話とか

 

 

もっと色々書きたいと思っていたのだけど長くなってきたので、今日はここまで。またいつか機会があれば…

 

 


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