ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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猫型ロボットと食欲の話

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うちの猫の食べ物に対する執着がすごい。

 

 

この子の体だと体重は今くらいでじゅうぶんだからもうこれ以上は増えないように、

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と獣医さんから指示されているので

 

 

キャットフードのパッケージに記載されている1日の食事量をきちんと守って2回に分け、

朝と晩に食べさせるようにしている…

 

 

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一瞬で食べ終わりまた次をねだる。

 

 

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精一杯のお愛想をふりまいてひとしきりニャーニャーないて、

それでももう貰えないとわかると

 

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餌をくれた人と別の人の所に行き、

 

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みたいな可哀想ぶった顔をして改めてご飯をねだる。

 

 

もちろん既にあげたのであげないが、時々もう一度あげそうになってしまう。

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危うく騙されるところだった。

 

 

毎朝これを家族全員に対してする。

 

 

ねだってもねだってももらえないと、今度は私たちの食べているご飯を狙って食卓に飛び乗ってきたりする。

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「食卓に乗せる癖をつけないほうがいいよー」

とはいろいろな人に言われるし、私もそう思っているのだが

 

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何度だって乗る。

 

 

怒っても、金物を叩いて大きな音を出しても、

霧吹きで水をかけても

そこに食べ物の匂いがする限りあきらめない。

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顔がびちゃびちゃに濡れても断固として降りようとはしない。

強い…。

 

 

猫の嫌がる匂いがするスプレーをテーブルにたっぷりとふりかけてみたが

全然効果がない。

 

 

だいたい猫の嫌がるスプレーって柑橘系の匂いがするけれど、

(皮に含まれるリモネンが猫にとって致死性の高い毒であるので本能的に避けるらしい)

 

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みかんですら食べたがるのを見て、匂いによる忌避はあきらめた。

野生が食欲に負けて仕事してない。ムリだ。

 

 

もうどうしていいのかわからないが、とにかく一日に何十回も

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飛び乗ってはおろすを繰り返している。

 

 

「人間の食べ物の味を覚えさせちゃってない?人の食べ物を一度でも食べさせたらだめよ。」

とそんな風なアドバイスをいただいたりもするし、

私たちも健康の為、習慣の為、決して猫用フード以外のものをあげたりはしていないのだが

うちの猫は元野良ちゃんだったので

 

 

おそらく人間の食べ物の味をもう知っているのだと思う。

 

 

きっと野良だった時にはいつでもお腹を空かせていたのだろうし、

運良く食べることができても、次にいつ食べ物にありつけるかわからなかったのだろう。

人間の食べ物だろうが、今食事をしたばかりであろうが、

食べられそうなものがあれば突撃するし、

食べ物をくれそうな人がいればねだってみる。

 

 

厳しい毎日、辛い経験がこの食べ物に対する過剰な執着を生んだのだと思えば

 

 

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この食への貪欲さも褒めてやりたい気すらするが、

やはり困ったことには違いない。

 

 

飢えることなく、毎日きちんと食事がもらえることがわかれば少しは落ちついてくるんじゃないかと思っていたのだが、

落ちつくどころかここ最近になって

使用済みの食器についた食べ物をなめようとシンクに上ってきたりするようになった。

 

 

今までは料理を作るのに使い終わったフライパンを「食後、食器と一緒に洗おう」と、そのまま置いておいたり

昼ご飯を食べるのにつかった食器を

横着して夜まで洗わず、そのままにしておいたり…ということがしょっちゅうあったが

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そういう訳にもいかなくなり、すぐ洗うようになった。

 

 

これで大丈夫だろうとおもっていたのだが

今度はシンクのゴミ受けに入った残飯や野菜くずを食べようとシンクに上がって顔を突っ込んでいたりするので

 

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仕方がなくゴミ受けのもゴミも毎回すぐ捨てるようになった。

 

きちんとしている方には当たり前のことかもしれないが1日一回捨てれば良い方だった私にとっては大きな変化だ。本当に面倒臭い。

 

 

さらに食器を洗い、ゴミを捨てても終わりではなく、

シンクやゴミ受けに汚れやぬめりが残っていると食べ物の匂いがするのか舐めようとする。

 

 

 

シンクに入り込んで排水口に顔を突っ込んでいるので

そのまま蛇口をひねって水をかけてみたりもしたが

逃げるどころか頭をびちゃびちゃに濡らしながらもゴミを食べようと首を伸ばしているので

ちょっとその気迫に打たれてしまったくらいだった

 

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長男なのかな?

ちょっとかっこよかった。

 

 

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まあ下ろすけど。

 

 

 

そんなこんなでシンクの壁面もゴミ受けもイチイチ磨いて綺麗にするようになった。

おかげで台所が前よりきれいだ。

 

 

目に見えるところに食べ物を置いておくとたべようとするので

すぐかたずけるようになったし

食べこぼしがあれば食べてしまうので床の汚れにも敏感になった。

 

 

こうして出来るだけ速やかに片付けるようにはなったが、やはりシンク周りは食べ物があることが多いので

どうしてもシンクに上がるのがとまらず、

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物理的に入れなくする作戦。

 

 

さがしてみたら専用の商品もあった

レビューや説明をみると、やはり猫のシンクへの入り込み防止を想定した商品らしい。

買ってみようかしら。

 

 

 

誰かが何かを食べていればウニも欲しがるのでだらだらとなにかをつまむようなことも少し減ったように思う。

台所も床も綺麗にして、ものが落ちていることがないよう気をつけるようになったし、食べ物の出しっぱなしもなくなった。

そんなの当たり前じゃないかという方も多いことと思うがだらしない我が家にとっては進歩である。

 

 

 

もしかしたらこの猫は私のうちをきれいにし、

わたしたちにきちんとした生活を送らせるために私の子孫が未来より送り込んだ猫型ロボットなのかもしれない。

 

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そういわれてみれば

正確な腹時計で毎朝6時半きっかりに家族を起こしてくれるので

寝坊も減ったきもする。

 

 

お前、ドラえもんなのか?

 

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子ども達の良き友達になってくれて

私たちを成長させてくれて

家族に幸せを運んでくれる。

 

 

ウニがもたらしてくれるものの大きさをおもえば

この食べ物に対する執着なんて小さいものだ、と思いつつ、

 

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ちょっと気を抜くとこうなるので面倒。

どうにかならないかな。

 

 


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