ちょっと私の怒りを聞いて欲しい。
昨日息子のコートのポケットからガラスの破片と大量の釘、
そして注射のシリンジが出てきた。
小さい頃から息子のポケットからは色々なものが出てきた。
そこら辺で拾った石、二股に分かれた木の棒、砂、どこぞのタイルのカケラ、磁石と砂鉄、セミの抜け殻、綺麗な葉っぱ…
洗濯してしまって時折大惨事を引き起こしたりもしたけれど、どれも牧歌的でかわいいものばかり。
一番パンチがきいていても生きたダンゴムシくらいのものだったというのに。
それが中学生になったら
やめてよ！イキナリ暗黒世界の匂いがするじゃん！
怖いわ！
心臓止まるかと思ったわ。
もちろんすぐ息子を捕まえて話を聞いた。
うちの診療所で使ってるタイプじゃないと思ったけど、そっちね…。
でも…
蜜りんご…
ドラッグとか
虐めてる、もしくは虐められてて威嚇のため、とか
色々悪い方に想像力を発揮しちゃったりもしていたので、
蜜りんごというほっこりとしたワードに腰が抜けそうなほど安心する。
良かった…いくらプリンター用でも無造作にゴミ袋にいれてたら危ない。
じゃ、じゃあ
理由を聞くとどれも大したことはないが
とにかくびっくりした。
使用した後のシリンジを捨てずにポケットに入れて保管していた理由については本人は詳しく話さなかったが、
これは多分単純にカッコイイからだと思う。
粘土に釘っていうのも、別にスパチュラ的な使い方をしているのではなく、
こんな粘土のゴーレムが
弁慶の立ち往生のように釘だらけになっているようなバージョンもある。
ほかにもベランダでマッチをもやしてみたり
ヤクルトの容器にアルコールを入れ
うやうやしく部屋の棚に置いてあったり…
要は
中二(厨二)病…。
東京リベンジャーズでもマイキーくんが己の胸の中に渦巻く黒い衝動をもてあましていたが
この年頃の子どもがとかく自分の中の
荒ぶる厨二心に振り回されてしまうのはワカル。
でも注射器いじりたかったら
「蜜りんご作りたいからこれ借りていい？」
って言え！
火を見たかったらジョニーさんと山に行ってキャンプファイヤーでもしろ！
ベランダでマッチを擦るな！
小さい頃はそれこそ、切腹騒ぎを起こしたりして大変な息子であったが
↓切腹騒ぎはこちら
最近はすっかり大人になって、以前のようなトラブルもほとんどなくなった…
と思っていたのに大間違いだった！
危ないことはしないでね。頼むから！
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