ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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寿命の切れた下着を履いていた話

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今日夫に言われた。

 

 

 

「あのさ洗濯干してる時に思ったんだけとどさ・・・トマレちゃんの結構前から穿いてるあの青いパンツ、

あれ、もう死んでるよ。」

 

 

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急に頭の中でさだまさしの「防人の詩」が流れ出す。

 

 

 

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おしえてください。さだ先生。

 

 

「もう、おしりのとことかちょっと生地が伸びて透けてみえるくらい薄くなっちゃってるしさ、

こんなにセクシーじゃないシースルーってないよよね。

 

レースもヘニャッてして表面もなんか毛玉っぽくザラザラしてるし

もうとっくに寿命を超えて働かされてる感じ。

楽にしてあげなよ。」

 

 

 

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・・・別に超高級パンツだから捨てられなくて

ずっと履いてたわけじゃない。

履き心地が最高でお気に入りだからヘビロテしてたわけでもない。

 

 

コロナも少し落ちついている今の時期に仕事は少し頑張っておきたいし、

中学生のいる家庭の生活リズムに未だ慣れない。

隙あらば小学校をサボりたい娘のお尻を叩いたり

毎朝なんとか早起きしてお弁当を作るのも

なんというかいっぱいいっぱいで・・・

 

 

 

めまぐるしく過ぎる毎日の中で気がつけば、

 

パンツが死んでいたのだ。

 

 

 

 

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ゴメン、青パンちゃん。

 

 

調べてみたらパンツの寿命は70日ほどと書いてあるサイトが多かった。

70日!短い!

ちょっと驚きだ。

私は少なくとも1年、下手したら2年近く履いていると思う。

寿命を超えて働かせているどころではなかった。

 

 

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田中みなみさんは上下7万の下着を身につけているらしい。

 

 

下着は見えるものではないけれど

上質な下着を身につけているという自信が

普段の所作、振る舞いを女性らしいそれに見合うものにしてくれるし

何よりお気に入りの下着をつけていることで気分があがるのだという。

 

 

ならば私の立ち居振る舞いは

ユニクロの五百円のコットンパンツ(死んでる)」を履いている女性のそれだろうか。

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・・・否めない。

 

 

 

醸し出すオーラは

「毛玉が出来たナチュラルシースルーパンツ(死んでる)」を履いている女性のそれだろうか。

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うん、否めない。

 

 

否めないが積極的に美意識を高く保っていく方向に舵を切る体力も精神力もない。

 

パンツはへろへろだが、私はなんとか元気に日々を過ごせているので

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・・とは思うものの、

 

 

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ジョニーさんの気分が下がるらしいので改めることにしよう。

 

 

パンツの捨て時ってむずかしいよね。

 

 

 

 


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