サウナサンのミストサウナのミニチュア作り、
前回は床と壁の一部を作ってタイルを貼るところまで進んだ。
↓前回までの工程。見ていない方はこちらからどうぞ。
次は、ミストサウナをくるりとかこむ
このガラス壁から作っていこうと思う。
ジョニーさんが嬉しそうに自慢してしていたけれど
眼球が曇るってなんだ?眼鏡じゃないのか?
写真からもたしかに蒸気が充満して、内部が煙っているのが見てとれる。
考えてみればしっかりと熱いミストサウナって少ない。
ミストサウナはぬるくてもそんなものかな、とどこか諦めていたりもした。
だってサウナありと表記されている施設でも
意外と女子風呂の方にはミストサウナしかなくて、
っていうくらいぬるいことってよくある。
やっぱり最近サウナブームで女性サウナーも増えたとはいえ、やはり男性に比べて女性サウナーは圧倒的に少ないのだろう。
施設側も女子のサウナにはあんまり力入れてないんだろうなと感じてしまうことも多くて…
そんな時女子風呂に現れがちなのが全然熱くないミストサウナなのだ。
ミストサウナが悪いんじゃない。ミストサウナは気持ちがいい。私も大好きだ。
ただ、ぬるいミストサウナは女子サウナーにとって
マイノリティの悲しみと恵まれた男子サウナーへの羨望を想起させる、悲しみの記憶の象徴なのだ(大袈裟)。
…ミストサウナに対する愛憎渦巻く複雑な感情がついつい吹き出してしまって
おかしなスイッチが入ってしまったが
サウナサンのミストサウナがとてもいい、という話だった。
眼球が曇るくらいの蒸気がもうもうと充満するミストサウナなんて最高じゃないか。
ならばその蒸気感もろともに表現していきたい。
頑張る。
手数が少ない私のミニチュア作りでガラスの表現といえばプラ板一択。
試しに2パターンのプラ板を切り出してみたのだが、
塀の上に両方を立ててみて雰囲気を確かめたとこ
ろ、曇る感じを表すには半透明なタイプがいいかなぁと
始めは半透明タイプを使うつもりだった。
しかし側で見ていた(だけの)ジョニーさんから
…と厳しい指摘。
少しイラっとしたが、確かに均一に白いこのプラ板では「蒸気がもうもうと充満するミスト」には違う気もして
水風呂を作ったときに使用したメディウムを塗ってみることにした。
メディウムは粘性のあるボンドのような材料。
乾くと透明になり濡れたような艶がでる。
これならばガラス面に水滴がつき、曇った感じがだせるかもしれない。
透明なタイプ、半透明なタイプそれぞれに
違った手法でメディウムをぬりつけ、乾かしてみた。
んー…③かな?
比較検討の末、半透明のプラ板の片面のみに
少し刷毛目が残る程度にうすく塗る塗り方を採用。
メディウムが乾くには少し時間がかかるので
その間今度はミストサウナのドアに取り掛かる。
このドアは結構特徴的だ。
緑の枠に囲まれて大きく「薬草サウナ」と書いてあることもあり
これを設置することでこのミニチュアが「薬草サウナ」であるということが誰の目にも明らかとなる
いわばこのミニチュアサウナの自己紹介の部分。
とても大事なパーツだ。
ていねいに作ればそれだけで、常連さんがサウナサンだ!と感じてくれる部分でもあるだろう。
そして
オリジナルのステッカーを作れる透明のラベルシートに
縮尺を合わせたドアの表示のデザインを印刷し、
貼り付けてみると
メディウムが乾くのを待ってガラス面とドアとを張り合わせると
ほら、ちょっと湿度を感じない?
よりミストサウナっぽくなったのではないだろうか。
外観がほぼ出来たところで今度はサウナの内側を作る。
サウナ内側はこんな感じ。
これとジョニーさんのメモを参考に、
まずは厚紙で形をとっていく。
形が複雑なので部分ごとに分けて作って繋ぎ合わせて
こんな形にする。
測りながら作ってはいるのだが、何せ大雑把な性格なので壁が少しずつゆがんでしまう。
やり直すのも面倒なので、歪んでいるものは歪んでいるままに
こうやって模型作りをしていると
最後は必ず「真っ直ぐにならない」とか「隙間があく」とか「傾く」とか「自立しない」とか
歪みの帳尻を合わせる作業になるので
と尊敬の念を禁じ得ない。
とりあえず、空いてしまった隙間をリカバリーするには
と唱えればなんとかなるので
ハンドメイドにチャレンジされる際は是非この万能の呪文を覚えておかれたい。
ベンチを設置したら茶色くて細かいタイルをプリントして貼り付けて
ベンチの角が落としてあって
足元が直角じゃなく、内側に鋭角になっていて
細部にサウナサンのお客さんへの優しさを感じさせるところがお気に入りのポイントだ。
(作るのは面倒だったが)
蒸気吹き出し口のところは
こんな雰囲気。
ストーブと柵があり
ストーブの上の台には
グリーンが飾られているのでそれもつくる。
ついでに白い布で薬草バッグを作り、
柵に吊るして…
こういう細かい部分を作り込んでいく作業が一番楽しい。
見えづらくなる気がして最後まで悩んだが、
やはり囲まれている方がサウナっぽさが出る気がして
後ろの壁も作ることにした。
組み合わせてみると…
あ、私この感じ好きかも。
上部の質感の違う板が貼り付けられた場所は何のためのものかはちょっとわからないが
写真でそのようになっていたのでその通りにしてみた。
薬草サウナの効能の掲示や蒸気吹き出し口上の注意書きはパソコンで打ち込み
小さく縮小して印刷。
薬草の薬効が発汗を促進、老廃物の排出を助け
肌の活性化、安眠、沈静、ストレス解消に働くんだって。
最の高なんですけど。
サウナの外隣は体を洗う洗い場になっていて
突き当たりのかべにはシャワーがついているようなので
以前洗い場を作ったときは
カランやシャワーは粘土で作ったが、今回は海苔巻きのように紙をくるくる丸めたものに彩色をしている。
シャワーヘッドは
こんな作り方。
やはり紙を丸めたネック部分と合体させて
簡単なのにうまく作れるよ。
もし急にシャワーを作らなくてはいけないようなことがあれば
試してみてほしい。
ヘアゴムをシャワーホースに見立てて接着し
サウナの中にはおそらく滑るのを防止するためだろうか、緑色のビニールっぽい、ゴムっぽい素材のシートが敷かれているので
厚紙に緑色のガムテープを貼って細く切り
ミストサウナ内の床全面に敷き詰めたら
完成だ。
本来男性専用の施設であるサウナサンだが、今度レディースデーを開催してくださることとなり、全国の女性サウナー達は歓喜している。
オミクロン株の流行がなんとか落ち着いて
無事開催、参加できることを願っている。
完成!どうぶつサウナ5のどうぶつ達のためのミニチュアサウナ。夫のリクエストに応えて佐世保サウナサンのミストサウナを模して作ったよ。今度サウナサンはレディースデーがあるので本当に楽しみにしてる#サウナサン #どうぶつサウナ #ミニチュア #ジオラマ #サ活 #サウナイキタイ #サ道 pic.twitter.com/gWWZrdhjL8
— 北野トマレ (@kitanostop) 2022年1月15日
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