先日ミニチュアを納品したと書いたが
この間の水曜日、それを店舗にディスプレイするため
歯医者の仕事を休み一路東京へ。
やってきたのは
気品溢れる高級ファッションブランドや高級レストラン、
歴史を感じさせる重厚な作りの宝飾店などが並ぶ通りを
キラキラしたお洒落ピーポー達が行き交う大人の街…
銀座だ!!
普段自然豊かな素朴な環境に身を置いているので
急にこんな眩いところに降り立つと落ち着かないことこの上ないが
田舎者丸出し。
テンションが上がってウロウロしてしまった。
さて、やっと展示がはじまり情報解禁となったので報告をさせてほしい。
Twitterでもこの間投稿したが
今回私がミニチュアでディスプレイのお手伝いをさせていただいたのは…
明治25年創業
ギンザタナカ銀座本店!
↓
たまに金に触れる機会があるとすれば患者さんに金歯や銀歯を入れる時くらいで
普段あまりゴールドともジュエリーとも縁がない生活をしている私でも知っていた老舗の貴金属店。
九州だと福岡にも支店があって何度か目にしたこともある、全国的に有名なブランドだ。
今回のディスプレイは
そんなギンザタナカさんと彫刻家はしもとみおさんがタッグを組んだ人気シリーズ…
みおさんの彫った生き生きとした動物の彫刻を原型に
木彫りの質感、手作りの温かみを忠実に再現した
純金オブジェシリーズの最新作
子犬と子猫のお披露目のためのものだった。
純金の動物たちを
みおさんのアトリエで遊んでいるかのように
アトリエのミニチュアに置いて展示したいというアイディアがあり
たまたま私とTwitterで繋がっていていた担当の方が
声をかけてくださったという次第。
晴天の霹靂だったが彫刻家のはしもとみおさんの活動は以前より存じあげていて
なんなら大ファンだったので、本当に光栄で嬉しかった。
例えるならば
興奮するよね!
適任なのは絶対私じゃないだろうという戸惑いと
ファンとして関わりたいと願う気持ち。
自信はないけどチャレンジしてみたくて…
情緒が乱高下。
それでもやっぱりやってみたい気持ちが勝って
結局お話を受け、
はしもとみおさんと可愛いゴールドの仔犬、仔猫へ
いっぱいの愛をこめてファンレターを書くつもりで制作した。
この間の9月1日より、ギンザタナカ銀座本店のフロントケースにステキなゴールドオブジェとミニチュアが展示されているので
近隣にお住まいの方はぜひ見に行っていただきたい。
というわけで見に行った際チェックしてほしい
ポイントをちょっとご紹介。
①机周り
みおさんのアトリエで私が一番大好きなのがこの机の周り。
つばめのステンドグラス越しに差し込む自然光、柔らかく揺れる黄色いカーテン。
アンティークな机は引き出しの取手が全部違っていて、古いものをみおさんご自身でリメイクしてお使いなのかな、とか妄想しながら作った。
ステンドグラスはレジン製、
カーテンはダブルガーゼを一枚にバラして薄さをだして
椅子の透かし彫りは歯科用タービンで削った。
この展示全体が
みおさんのアトリエの机の上にミニチュアがのっている…
という世界観で作っているので、
ミニチュアの机の上にも小さいミニチュアをのせて
みた。
チェックしてみてね。
②薪ストーブ
今作ってるミニチュア③
— 北野トマレ (@kitanostop) 2022年7月25日
暖炉。ちょっと季節ハズレだけどね😅
サウナストーブを作ったときの経験が活きた。でも今度はプラ板製。
配線は床下を通して、スイッチと電池ボックスははこの間の納戸のダンボールの中に隠してる。
ストーブを見るとサウナーの血が騒ぐのか
夫がちょこちょこ眺めに来る。 pic.twitter.com/TaZ57tWl2p
やっぱりストーブには火を灯したいじゃないの!
でも今回飾られるのはぐるりと一周、背面からも見えてしまうタイプのショーケースなので
電池ボックスを裏面ではなく納戸の段ボールに隠す形で床下を通して配線。
展示スペースは明るいのでなかなか目立ちづらいとは思うし、電池の関係で火が消えている時もあるかもしれないが
この火はチラチラと揺れるので、ぜひご確認いただきたい。
吊るされているドライフラワーの輪っかは古い眼鏡のフレーム。
ストーブはプラ板で出来ているよ。
③本棚
本棚の本、よく見ると背表紙に題名が書いてあると思うが
これらは適当ではなく実際にはしもとみおさんのお家にある本だ。
ストーカーっぽくて怖いとか言わないで!
これも愛ゆえ…ファン心理がさせること。
モモ、星の王子さまと言った児童文学…
伊藤若冲の画集、動物の図鑑、詩集
みおさんの世界観にピッタリ合致する、イメージ通りの本もあるが
意外に科学や宇宙、数学の本が多かったりするのもまた興味深い。
これはまだ作成途中の写真だが
一冊だけ私の趣味の本も紛れ込ませてある。
全サウナーの聖書的な、アレ。
店頭で確認できたならちょっとニンマリしてほしい。
他にも純金オブジェのウサギが来年の干支としてトラと申し送り事項の話し合いをしていたり
ネズミだけがこっそり納戸に紛れ込んでいたり
主役の子猫と子犬をまわりで親猫親犬が優しく見守っていたり…
ストーリー性を持たせた配置で飽きずに眺められるようになっていると思う。
純金オブジェ達が生まれた場所…
はしもとみおさんのアトリエで自由にのびのびと遊んでいる様子を楽しんでいただければ幸いだ。
ギンザタナカさん、ちょっと入るのに緊張しちゃうという方もいらっしゃるようだったが
スタッフの方々皆さんとても優しいので安心して入店していただきたい。
写真撮影もSNSへの投稿も大丈夫だよ。
私もネコ、ほしいなぁ。
…いや、子猫くらいなら頑張れば買えるかなぁ…いや、ホネくらいだったら…
…お仕事がんばろう。
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