ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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シンデレラ3のアナスタシアが「元祖ありのまま」だという話

シンデレラ3をご存知だろうか。

 

 

この間立ち寄ったレストランでシンデレラのミュージックビデオが流れていたので

何気なく

「シンデレラには続編があり、

2は他愛ない平凡な話だったけれど、3は意外に面白くお気に入りなのだ」と粗筋を話していたら

 

 

「何それ、面白そうな話」とディズニー食わず嫌いのジョニーさんが意外にも食いついてきた。

 

 

そして「それブログに書きなよ」と勧めてくれたので

今日は知られざる良作、シンデレラ3について書きたいと思う。

 

 

※以下ネタバレあり

 

 

 

シンデレラIII 戻された時計の針(吹替版)

シンデレラIII 戻された時計の針(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

これは王子とシンデレラが結ばれた後のこと。

 

主人公こそシンデレラだがこれは実質姉、アナスタシアの物語。

2人のいじわるなお姉さんのうち、

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赤毛でほうれい線がビシーッ!としてる方の子だ。

 

 

 

幸せになったシンデレラとは違い、アナスタシアはみじめな毎日を送っている。

家は没落し、もう一人の姉ドリゼラと共に

今までシンデレラにおしつけていた家事に四苦八苦。

要領が悪く何をやっても上手くこなせず、いつも母親トレメイン夫人に怒鳴られてばかりいる。

だけどそんな日々の中で、いつか自分もシンデレラのように愛されたいと夢見ているのだ。

 

 

前々作の「シンデレラ」でアナスタシアはとても意地悪だった。

だから彼女の境遇は自業自得、自らが招いた結果だ。

だけど幸せいっぱいシンデレラの現在を見た後で

アナスタシアの悲惨な毎日を見せられると

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俄然かわいそうになってしまう。

誰も彼女を見ていないし誰も彼女を愛してくれない。

 

 

シンデレラは美貌だけではなく、困難に負けない強さと動物たちをも味方にする優しい心を持っていたからこそ王子様に選ばれた。

そんなことは分かってる。

 

でもシンデレラとアナスタシアの外見が逆だったとしてもシンデレラはひねくれずにいられたかしら。

王子様はシンデレラを選んだかしら。

全てを兼ね備えた妹に、いじわるのひとつもしたくなるってものじゃないかしら。

 

 

なんとなくアナスタシアを応援したいような気にすらなってくる。

 

 

ある日アナスタシアはシンデレラにフェアリーゴットマザーが魔法をかけている場面に遭遇する。

舞踏会の日にもシンデレラには魔法の助けがあったことをしり、

たまたま目の前に杖が飛んできたこともあって、

そのまま魔法の杖を持ち帰ってしまう。

 

 

もちろん杖がなくなったことにきづき

フェアリーゴットマザーが杖を取り返しにくるが

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うん、シンデレラよりあなたに必要かも・・

 

 

揉み合っているうちに魔法が暴発し

誤ってフェアリーゴットマザーを石像に変えてしまったりもする。

 

 

慌てふためいて繰り返し謝るアナスタシア。

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愚かで粗野で下品だけど、心から悪い子ではないんだよね・・。

 

 

 

これを見ていたトレメインはこの状況を見逃さなかった。

娘アナスタシアをのぞみ通り王子様と結婚させ、財と権力を手に入れようと目論む。

そして杖をとりあげ一振りし、

杖の魔力で時間をガラスの靴の主を探す使者が来た瞬間にまで戻す。

 

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アナスタシアは不格好なまでに大足なので

当然そのままではシンデレラサイズのガラスの靴は履けないが

これまた夫人が魔法の力でガラスの靴をおおきくし

サイズを合わせちゃう。

 

 

「ガラスの靴がピッタリ合ったものが王子と結婚できるのよね!」

 

アナスタシアは無邪気に喜びお城に向かうが、

王子様には

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「あの靴がピッタリ合う女性はひとりだけではないようだ」

と、シンデレラのお話のシステムの根幹に関わるような発言で拒否られてしまう。

 

 

そう、みんなそれ思ってた。

靴のサイズが同じ人なんてたくさんいるよねー。

 

 

 

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結局夫人が魔法で王子の記憶を塗り替える。

魔法すごい。魔法万能。

 

 

一方家に一人残されたシンデレラは

使者が自分ではなくアナスタシアを連れて行ったことに混乱し、状況が飲み込めずにいたが

「とにかく私を見れば思い出してくれるはず」

と自信に満ちて、自ら王宮を目指して出発する。

 

 

私はシンデレラも今作の描かれ方の方が好きだ。

第1作のシンデレラはただ綺麗で優しいだけ。

いつもお友だちのネズミや小鳥、魔法使いのおばあさんに助けてもらうだけで

自分からしたことといえば思わせぶりに靴を落としたのみ。

たまたま王子が探しにきてくれたからよかったものの、自分から愛を求めて動くこともなく

受け身で控えめなプリンセスという印象だった。

 

 

 

しかし、今作のシンデレラは愛を掴むため

自分からグイグイ動いていくのがとても現代的な印象だ。

 

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あんた、自分が美人ってちゃんと知ってるのね。

愛のためなら友達のネズミすら囮にするし

激しいアクションシーンもこなす。

 

要所要所でネズミや小鳥に指示を飛ばすさまは

自在に動物を使役する動物使いのようで

「何もせず歌を歌っていたら動物達が勝手に助けてくれていた」という一作目のスタンスより

強くしたたかで魅力的に思える。

 

 

その時お城では着々と結婚式の準備がすすめられていた。

魔法で記憶を塗り替えられているとはいえ、

王子様はアナスタシアに違和感を感じまくる。

 

 

結婚式の料理にはしゃいでケーキをひっくり返したり、

記憶では舞踏会でこの上なく優雅に踊ったはずなのに

実際踊ってみると不器用で鈍臭いアナスタシアは王子の足を踏みまくりでまるでダンスにならない。

 

 

でも優しい王子は落ち込むアナスタシアに

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自分が悪い、気にしないでと言う。

かっこいいー!

 

アナスタシアはもう天にも昇る心地。

「私に優しくしてくれた」

今まで誰も彼女に優しい声をかけてくるはなかったんだろうなぁって切なくなってしまう。

 

 

この後このお粗末なダンスを見ていた王様から

アナスタシアは呼び出される。

怒られるのかと怯えるアナスタシアに王様は優しい目でこう言うの。

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そして王妃との思い出の貝殻をくれるのだ。

「真実の愛は手を触れただけでわかるよ」

って。

 

 

この一件からアナスタシアは変わり始める。

「私は本当に愛されたい」

「あんないい人達を騙すなんてよくない

「魔法の力は必要ないかも」

「だって王子様は私に優しいわ」

 

もう王子、このままアナスタシアと結婚しちゃえよと思ってしまう。せつない。

 

 

でももちろん乗り込んできたシンデレラと動物達の活躍によって魔法はとけてしまう。

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アナスタシアとの間には感じなかった何かを感じてしまう。

真実の愛は魔法の力よりも強いのだ。

残酷。

 

 

一転トレメイン親子は王子に魔法をかけ騙した罪で追われる身となるが

トレメイン夫人は諦めない。

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王子が愛するのがシンデレラで変えられないなら、と

なんと魔法の力で我が娘アナスタシアをシンデレラそっくりに変えてしまうのだ。

 

 

 

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もはやシンデレラの正しさが鬼のようにきつい言葉に感じる。

 

 

そして本物のシンデレラを無理やりかぼちゃの馬車にのせ、城外へ追い出すのだ。

 

 

この後シンデレラがインディジョーンズばりのアクションで

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崖に向かってひた走る馬車から脱出して馬に飛び移ったりする緊迫したシーンを挟みつつも

 

クライマックスはとうとう念願の結婚式を迎えたアナスタシア。

神父に永遠の愛を誓うか、と問われ

愛する王子様に手をとられたその瞬間アナスタシアは・・・

 

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そう言うの。

 

 

そしてボロボロになって到着した本物のシンデレラの手を取り、王子のところへ連れて行き

 

「こっちが本物のシンデレラよ」

って。

 

 

激怒する母親に魔法でヒキガエルにされそうになりながら

「私はありのままの私で愛されたい」

と叫ぶ姿には、もう彼女もディズニープリンセスと呼んでよいのではないかと思うくらい感動した。

 

 

このお話が製作されたのは2007年。

エルサより6年も前、「元祖ありのまま」はアナスタシアだ。

 

 

そして

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こんなに切ないビビデバビデブーってあるかしら。

 

 

さらにアナスタシアは王様の元へ歩いて行き、

王と王妃の思い出の貝殻を返そうとする。

 

「私には頂く資格がないので」

と貝殻を差し出すアナスタシアの手に、

王様は再度貝殻を握らせ

優しい声でいうのよ。

 

 

「愛を得る資格は誰にでもある。」

 

 

すっごく素敵な話じゃない?!

私たちは皆美しく、気高いプリンセスに憧れてしまう。

そしていつか自分の元にも白馬に乗った王子様が迎えにくると夢みてしまうが

現実には選ばれるシンデレラは1人だけ。

ほとんどの子は選ばれないアナスタシアだ。

 

 

だけどそのシンデレラですら愛を求めて戦うし、

アナスタシアもシンデレラの真似をすることなんてない。

アナスタシアはアナスタシアのままでいい

 

だって真実の愛を得る資格は誰にだってあるのだから。

 

 

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娘にはそう教えてあげたいな、と思った。

 

 

シンデレラ3、なかなか味わい深いので

是非見てほしい。おすすめ。

 

 


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「カメラを止めるな!リモート大作戦!」と「ぼよよん行進曲」の話

寝る前にベッドの中でぼんやりFacebookを眺めていたら

友達がこんな動画をシェアしてくれていた。

 

 

 


短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』本編

 

 

カメラを止めるな!」の上田監督とキャストが再集結。完全リモートで制作した短編映画。

 

 

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そんなふうに思いながら見始めて

 

 

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なんか涙が出てしまった。

 

 

 

人を喜ばせ、笑わせ、楽しませることを

生業とする人達が

今この苦しい状況下においても皆を元気づけてくれることに

本当に感謝しかない。

 

 

私も落ちついたらやりたいことがいっぱいある。

会いたい人もいっぱいある。

落ちついたら全部やろう、映画館にも行こう、

そう思ってちょっと泣いた。

 

 

 

こちらもそう。

SNSで流れていたのをたまたま目にして

 


大集合「ぼよよん行進曲」 お兄さんお姉さん中西圭三さんといっしょ

 

 

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まぁ、私はすぐ泣くんだけどさ。

 

 

 

この歌に励まされた経験のあるお母さんは多いんじゃないだろうか。

 

 

私もまだ子どもが小かったころ、

育児に自信が持てず、不安に押しつぶされそうな気持ちを幾度となく救ってもらった。

 

 

 

今回もこの歌の効果は抜群で

きっちり勇気が出た。

 

 

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こんな緊急時には歌や映画は不要不急なものなのかもしれない。

でもこんな緊急時に人を勇気づけるのも、

また歌や映画なんだなぁと

感動してしまった。

 

 

なんだか興奮して眠れなくなってしまったのでこうしてブログを書いている。

 

 

皆さんも見てみてね。

きっと元気でるよ。

 

 

 


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「パラサイト 半地下の家族」と「シックスセンス」を見た話

週末、おばあちゃんの家に子ども達が泊まりに行ったので

ジョニーさんと二人でレイトショーで「パラサイト 半地下の家族」をみてきた。

 

 

 

カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール

先日のアカデミー賞で作品賞を受賞した

話題の作品だ。

 


第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編

 

 

貧富の格差を描いた家族の話だということ、

そしてそのタイトルから

万引き家族」みたいな感じの映画なのかな?と予想していたのだが

もっとスピード感があって、見ていてもっと大きく感情が動く感じ。

 

 

 

 

テンポがよくて最初から最後まで少しも飽きることなく、

ず〜っとハラハラドキドキの連続。

重いテーマにも関わらず、時には愉快ですらあって

場内からは何度も笑いがおこっていた。

もちろん私も何度となく笑った。

そして最後は驚きと戦慄の結末・・。

 

 

 

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そんな映画だった。

 

 

 

 

 

 

とにかくとてもとても面白かったのだ。

 

 

 

 

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いわゆるお直しの入った作り込んだ韓国美人ではなく

ナチュラルな一重瞼がすっと涼しげですごく綺麗な女優さん。

なんとも言えない雰囲気で、かっこいいのだ。

 

 

 

帰りの車の中で、ジョニーさんとこの映画について

感じたこと、考えたことを熱く語り合った。

言いたいことがたくさんあるので

ここで自分なりの考察を色々と書き散らしたい衝動に駆られるが

 

 

何しろ監督自らがネタバレ厳禁を乞うお願い文を

マスコミに配布した程なのだ。

 

 

 

今回はあえてネタバレはせずf:id:kitano-stop:20200218185116j:image

と、宣伝するにとどめたい。

 

 

 

監督のお願い文はこんな感じ。

楽しみにしている映画の上映を待っている時、観客は情報を過剰に得るのを控え、映画館のロビーではヘッドフォンの音量を上げ、感想を聞いてしまわないように耳を塞いでいます。

もちろん、『パラサイト半地下の家族』は、最後のどんでん返しだけが全ての映画ではありません。例えば、映画を観終えたばかりの観客が「ブルース・ウィリスは幽霊だ!」と叫んでしまい、これから映画を観ようとしている観客たちを、失望と怒りで逆上させてしまうようなハリウッド映画とは明らかに違います。

それでも私は、全ての映画監督が望むように、観客にはハラハラしながら物語の展開を体験してほしいのです。大小に関わらず、全ての瞬間において熱く興奮しながら、映画に驚き、映画に引き込まれてほしいのです。そこで、みなさんに心からのお願いです。

本作をご紹介頂く際、出来る限り兄妹が家庭教師として働き始めるところ以降の展開を語ることは、どうか控えてください。みなさんの思いやりのあるネタバレ回避は、これから本作を観る観客と、この映画を作ったチーム一同にとっての素晴らしい贈り物となります。頭を下げて、改めてもう一度みなさんに懇願をします。どうか、ネタバレをしないでください。みなさんのご協力に感謝します

ポン・ジュノ

 

なるほど。

でも監督、盛大に他作品のネタバレしとるやんけ。

 

 

 

なんかそれも見たくなっちゃった。

 

 

 

ネタバレ考察記事を書くかわりに、

子供と一緒に家族そろって

 

ポンジュノ監督が言うところの

ハリウッドの、最後のどんでん返しが肝の、

ブルースウィリスのあの映画をみることにした。

 

 

 

あの映画・・

 

 

シックス・センス (字幕版)

そう、「シックスセンス」だ。

 

 

 

公開当時私は22才。

まだ歯学部の学生で、話題作だったこの作品は

ジョニーさんと2人、デートで観に行った。

懐かしい。

 

 

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確かそれほど怖くはなかったし、最近怖い話ブームなうちの子達にはちょうどいい。

何よりあのどんでん返しに子どもたちがどんな反応をしめすか見てみたいし、

私たちも真実を知った上でもう一度見返してみたら面白いかもしれない。

 

 

 

改めて今見てみたい。

 

 

 

そう思い、DVDを借りてきて

家族揃って鑑賞した。

 

 

 

 

 

 

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めちゃくちゃ・・!良かった・・っ!

 

 

 

こんな話だったっけ?

ホラーだけど、ホラーじゃない。

同じ映画でも時間をおいてもう一度みると感じ方も変わるものだ。

これは親子愛、家族愛、人間愛の話だね。

 

 

ネタバレを知った上で見ると、色々なことが違う意味を持って見えてくるのもとても面白かった。

 

 

 

子ども達も楽しめたようだった。

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こちらの思惑通り驚き、興奮している様子のコペル。

 

 

 

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怖い話好きのコケシもキャーキャー言いながら楽しんだようだ。

「夜怖くてトイレ行けないー」とか言わないでよー?

 

 

 

ジョニーさんはどうだった?

そう尋ねると

 

 

「めちゃくちゃ良かったよ。

俺にとってはちょっと前の映画、って言う感覚だったんだけど、もう20年も前なのな。

出てくる電話がダイヤル式だったり、

VHSのビデオテープが出てきたり、

ボイスレコーダーはカセットテープだったり、

小道具にいちいち時間の流れを感じたよ。

 

 

何より一番驚いたのは

 

 

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衝撃だったね。」

 

 

 

私もそれ思った。

 

 

 

可愛かったハーレーくんもいまやこんなだしね。

 

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いや、優しそうでいまでもお目目が可愛いけれどさ。

 

 

 

 

一番怖いのは時間の流れだなと思った。

 

 

 

 

ちょっと怖くてドラマチックな面白い映画を2本見た

そんな私の近況報告というか生存報告だった。

 

 

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多分ね。

 

 

パラサイトももう一度見に行きたいな。

 

 

 


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映画「アナと雪の女王2」を見てきて思う話

子どもと一緒にアナと雪の女王2を見てきた。

 

 

ストーリーを詳細に書いてはありませんが

ネタバレはありです。

これから観賞予定の方は後ほどおいでくださいませ。

 

 

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レビューは鮮度が命、

すぐ感想を書くのがブロガーさ!と

意気揚々とパソコンを開いてはみたものの

なかなか上手く形にならない。

 

 

 

私はアナと雪の女王、大好きなのね。

大好きだからこそ、書きたい思いは強いのだけど

私はレビューが本当に下手で

論点があっちこっち飛んで何がいいたいのやらわからなくなる。

 

 

 

2回書き直したけど、どうにもまとまらないので

もうこうなれば纏まらない心のうちを

雑多なまま、徒然なまま、

ありのままに書こうと思う。

 

 

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見て間もないというのに記憶があやふやなので

服装や髪型なんかは適当だがご容赦いただきたい。

 

 

 

さて。

アナ雪の何が好きって

エモーショナルで心を揺らす美しい歌もさることながら

私はエルサがとても好きなのだ。

 

 

 

アナとエルサ、

どっちが付き合いやすいかと言ったらアナだと思う。

明るくて朗らかで親しみやすくて、

いつでも前向きで諦めない。

 

 

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でも試しに子どもたちに

「アナとエルサどっちが好き?」と聞くと

みんなエルサっていう。

 

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エルサ圧倒的人気。

 

そうよね、私だってエルサが好きさ。

女の子たちはみんなエルサに憧れる。

 

 

 

 

まずビジュアルがステキ。

綺麗よね。エルサ。

 

アナは健康的な血色を感じさせる肌色だけど

エルサは透けるような白肌に設定されてる。

 

 

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羨ましー。

 

 

 

儚げで陰のある雰囲気もなんとなく魅力的だし

その美貌に加えて冷たい氷のような煌くブルーのドレス。

まさにクールビューティー

 

青いドレスのプリンセスっていいよね。

 

 

 

そして何より

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その力がとにかくかっこいいからなんだと思う。

 

 

 

ちなみに今回エルサは前回より

よりX-MEN的というか、よりアベンジャーズ的というか

めちゃめちゃその戦闘力を挙げていた。

 

 

 

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強い!綺麗!かっこいい!

 

 

プリキュアセーラームーンに憧れるのと一緒よね。

女の子はできることなら特別な魔法の力で敵をやっつけたいのだ。

 

 

そんなこんなで

エルサって憧れずにはいられない、

好きにならずにはいられない魅力に溢れている。

 

 

 

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アレンデールの国民だって

おらが国の女王がこんな特別な力を持っていたら、自慢で仕方ないと思う。

 

 

 

なのに当のエルサはとっても自己肯定感が低く、いつも結構ネガティブ。

 

 

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陰キャ

 

 

自分の力を恐れ、隠して生きてきたその生い立ちから

そうなってしまうのは仕方ないのかもしれないけれど、

 

 

前作のラストで自分に向けられる愛に気づき

自分の力を受け入れられたはずの

今作においてなお、

 

 

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やはり自分を責め、一人で全てを抱え込み、

一人で旅立つことを選ぶ。

 

 

 

いやー、2でもエルサって暗いわ。

 

 

 

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わたしはそんなエルサが葛藤を乗り越えて自分の居場所を見出だす物語が凄くいいなと思うのだ。

プリンセスが全て明るく朗らかで、前向きである必要なんてない。

陰キャなプリンセスがいてもいい。

 

 

 

他の人と違う。

いつも自分を偽り隠れていきていたエルサが

自分を解放し、自由に生きられるようになった前作はとても感動的だった。

 

 

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そしてシンデレラも白雪姫も、

おてんばで世間知らずなラプンツェルも、自立した強い姫のジャスミンでさえ

みんな王子様と結ばれて幸せになることがゴールというディズニープリンセスの物語の中で

前作で最終的に彼女を救った愛が

王子さまとの愛でなく、家族の愛

人間愛だったところもこの話が好きなポイントだ。

 

 

女の子がみんながみんな王子様を夢みていると思うなよ。

誰と結ばれずとも、自分の力で幸せになってもいいじゃないか!

 

 

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今回のお話においてもエルサに王子的な人は現れない。

誰かパートナーが現れて幸せになるならなるでもよかったんだけど、

そんなアナ雪の物語の有り様になんだか私は少しスッキリした。

 

 

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そのエルサが捨てた乙女らしさを

今回一身に背負っていたのがクリストフ。

 

 

国がどんなに大変であろうと、誰がどんな危機に陥ろうと

頭の中はアナにプロポーズすることでいっぱい。

 

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国の危機よりも自分の恋愛が気になるって

少女漫画のヒロインのマインドだよね!

 

 

愛する人の涙をふりきって強大な敵を倒すことを第一義とするマッチョイズムとは無縁な

この平和な優しいクリストフも本当にいい味出しているなぁと

わたしは大好きだ。

 

 

 

途中クリストフが1人、昔のアイドルのMV風に切ない胸のうちを歌いあげるシーンに1人爆笑。

これ、ギャグでいいのよね?違う?

 

 

 

最後エルサは女王の座をアナに譲り

アレンデールを去って

自分のルーツである精霊と暮らす民の所へ行ってしまうのだけれど

 

 

なんかエルサみたいな人にとって女王業は

どんなに国民に慕われていたとしても苦痛だろうなと思っていたので

なんだか良かったなぁと思った。

 

 

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エルサもなんだか晴れ晴れとして顔をしていたので

自分がしっくりくる居場所を見つけたのだと思う。

 

 

 

歌は前回の方がキャッチーで、

今回のは耳に残りづらい印象だし、

ストーリーもちょっと複雑で

子どもにはわからないんじゃないかと思うシーンもあったけれど

 

 

 

その分オラフがいい感じにギャグをかまし

子供を惹きつけてくれて

うちの子達も最後まで飽きることなくみていた。

 

 

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声、全然違和感なかったよ。

 

 

私的にはとても面白く、満足できる内容だった。

 

立場の違う色々な人達がお互いを尊重しながら共存する世界に爽やかな思いで映画館を後にした。

 

 

面白かった。

 

 

 

 


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「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は本当に泣けるのかという話

「すみっコぐらし」を知っているだろうか?

 

 

 

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「すみっコぐらし」は

たれぱんだリラックマのヒットで知られる

文具や雑貨の製造販売会社「サンエックス」のオリジナルキャラクターである。

 

 

 

 

私も最初はよく分からなくて

 

「すみっコぐらしって最近良く聞くなぁ。

テレビアニメのキャラクターなのかな」

なんて思っていたが

漫画やアニメがあって、それがグッズ化されたわけではなく

グッズ展開のためにデザインされたキャラクターであることを最近知った。

 

言われてみればリラックマとかもそうだよね。

 

 

すみっコぐらし ミニスケッチブック MW44501
 

かわいい・・。



 

 

すみっコぐらしにはたくさんのキャラクターがいて、それが魅力の一つでもあるのだが

メインとなるキャラクターは5人(5匹?)だ。

ご存知ない方のために軽く紹介しておく。

 

 

 

さむがりで北から逃げてきた人見知りの「しろくま

 

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自分が何者か自信のない「ぺんぎん?」

(?までが名前だ)

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はじっこで食べ残されてしまった「とんかつ」

 

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体型を気にしている恥ずかしがりやの「ねこ」

 

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本当は恐竜の生き残りである正体を隠している「とかげ」

 

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すみっこが好き、すみっこがおちつく

個性的なすみっコたち。

 

 

 

 

丸くてシンプルなフォルム、

パステル調の明るい優しい色あいもさることながら

コンプレックスや哀愁をたたえた

控えめで、ちょっとネガティブな

すみっコ達の性格設定。

 

かわいいけれどそれだけではないその世界観は大人の心をもつかみ

日本キャラクター大賞2019をも受賞した。

 

 

どこに買い物に行っても店頭で見ない日は無いほど

大人気のキャラクターなのである。

 

 

 

世間でも大人気だが、

我が家でも大人気で

小学校2年生の娘もすみっコぐらしが大好きだし、

特に姪っ子はもう夢中だ。

 

 

誕生日には部屋中がすみっコぐらしグッズであふれたし、

多分クリスマスもすみっコぐらしでいっぱいとなる予定。

 

 

 

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「すみっコが中心」というなんだか矛盾した現象が起きている。

 

 

 

そしてその大好きなすみっコぐらしが先日映画化されたのだ。

 

 

 

子どもたちは公開の何ヶ月も前から行きたい行きたいと騒いでいたのだが、

我が長崎県では上映している映画館はなく

見るにはお隣の佐賀や福岡まで出ねばならない。

(12月になれば長崎の駅前の映画館でだけ上映が始まるらしい)

 

 

無理もない。

いくら人気でかわいいといっても

このちんまり丸いキャラクター達の映画だ。

敵と戦うわけでも、大恋愛をするわけでもなければ、大爆発やスピード感のあるアクションとも無縁。

かわいいかもしれないが、

内容はごくごく幼児向けになることだろうことは知れている。

そう集客は見込めないと踏んだ映画館側の気持ちもよくわかる。

 

 

 

子どもたちにはかわいそうだが

私も同じような理由であまり見に行くことに乗り気ではなかった。

でも封切られたこの映画のレビューは意外なことに軒並み高かった。

 

 

 

「いい意味で予想を裏切る逆詐欺映画」とか

「大の大人がえずくほど号泣した」

「大人にこそ見てほしい」等々・・

ネットニュースにも取り上げられ、Twitterでも話題になっている。

 

 

 

Yahooレビューでも

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かなりの高評価。

 

 

ほんとうにすみっコぐらしの話で大人が泣いたりする?

どんな話なのだろう?

 

 

俄然気になりだして

日曜日、わざわざ車で1時間かけて

隣の県の映画館まで家族で観に行ってきた。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが以降映画の感想になります。

ネタバレというほどのネタバレはないと思いますが

この映画を鑑賞予定で、かつ一切の予備知識を入れたくない方は

鑑賞後にまたおいでください。

 

 

 

 

見る前は

 

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「きっとハートフルで、じんわりと感動を呼ぶいい話に仕上がっているのだろうが、

逆詐欺映画とかネットの住民はとかく表現が大袈裟なのだ。

私は絶対に泣かない自信がある!」と

自信満々にジョニーさんに話していた。

 

 

 

始まってからも

 

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「確かに可愛らしく

ほっこりと癒されるけれど

これで泣くなんて逆に現代人の精神状態が心配。

みんなそんなに疲れているの?」

なんて思って余裕だった。

 

 

 

物語はV6の井ノ原快彦のナレーションだけでストーリーが進んでいく。

すみっコたちは話さない。

話してしまうと世界観が崩れるとデザイナーの横溝さんがこだわったとどこかで読んだ。

確かにそれが正解だったと思う。

動画になっても世界観やキャラクターイメージが崩れることなく、とてもよかった。

イノッチの語り口も限りなく優しくてこころに染みる。

好き。結婚したい。

 

 

 

映画の中盤になっても

 

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子どもたちはすみっこが転んだと言っては笑い、

すみっこがふっ飛んだといってはキャッキャと嬉しそうだったが

私はあまりにも毒気ないストーリーに

少し退屈ですらあった。

 

可愛くて優しくて子どもたちもよろこんでて、

それだけでも見に来てよかった、とは思ったけれど

どうにもこうにも眠くて仕方なかった。

 

 

 

ジョニーさんは早々に脱落して寝ていた。

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こら。起きろ。

 

 

 

でも物語終盤、

ラスト15分くらいだろうか。

 

 

 

気がつくとなんか水。

 

 

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やだ、私泣いてる!

 

 

鼻を啜りながら隣を見ると

 

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いつのまにか起きたジョニーさんも泣いてる!

 

 

 

いやぁ、良かった。

途中何度も眠りかけたし、

ネットの煽りに騙されたーとも思ったのだけれど、

見終わった後

「心が洗われるというのはこういうことだね」と

赤い鼻をしてジョニーさんと語り合った。

 

 

 

特に意外なラストではない。

誰かが死んだりもしない。

終始穏やかで皆が優しいのだ。

 

 

 

本当に良い意味で予想を裏切ってくれる

良作だった。

私にとっては評判は嘘じゃなかったよ。

 

 

 

子どもたち二人は全然泣いてなくて

こんな幼児向けアニメで泣いている親二人を

嬉しそうに囃し立てていたので

全員が泣いちゃう映画というわけではないようだが

 

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あんたたち、心が死んでるよぅ!

 

 

 

少なくとも涙腺ゆるゆるの

アラフォー以降のおじちゃんおばちゃん達は

きっと涙がだだ漏れちゃうと思う。

 

 


『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』主題歌PV(60秒)11月8日全国ロードショー!

原田知世さんの歌も優しくていい。

 

 

 

是非見に行って欲しい。

 

 

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娘とお化けを遠ざけるおまじないの話

娘コケシは今怖い話に夢中だ。

 

 

図書館でかりてくる本も

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怪談レストランシリーズとかだし、

 

 

 

見たがるテレビも

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本当にあった怖い話。

2週間も前から楽しみにしてた。

 

 

 

一昨日はAmazon

映画「学校の怪談」を借りたがったので

 

学校の怪談

学校の怪談

 

 

レンタルして見た。

 

 

懐かしいな、これ。

野村宏伸が若くてキラキラ!

かなり昔の映画だからCGガッツリの最近の映画とはちょっと違っていて

おばけや妖怪の出てくるシーンが特撮っぽい

手作り感満載の雰囲気。

これも怖すぎなくて子どもも十分楽しめる。

私も片付けものをしながらチョロッと見たが

なかなかに面白かった。

 

 

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こけし

こんな感じでみていたけれど。

 

 

 

なんでこの年頃の女の子ってこんなに怖い話が大好きなんだろう。

 

後で絶対一人でトイレ行けなくなっちゃうのに。

夜寝るのも、壁の木目も

シャンプーの時目をつぶるのもこわくなっちゃうよ。

 

 

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ちょっと可愛いんだよ。

 

 

 

息子は娘とは違い

怖い話、特に人が死んだり血を見るような話が苦手だ。

妖怪は好きで、ゲゲげの鬼太郎や妖怪ウォッチにはまっていた時期もあったけれど

怪談、推理ものやサスペンスドラマは絶対に見ない。

 

 

「女子はなんであんなのが好きなんだろう。

悪趣味だよ。

科学的に考えて、いるわけないじゃん!

お化けとか。」

そういいながらベッドサイドに特大サイズのドリームキャッチャーを吊り下げている。

 

 

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悪夢を見るのが怖いらしい。

 

 

 

 

映画を見終わるとコケシは

案の定というか、早速というか

 

 

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トイレに行くのが怖いと言い出した。

 

仕方がないので付いていく。

ドアの前で待っていてあげるよ、と言ったのだけど

一緒に入るよう懇願される。

しかも・・

 

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何が悲しくて小学校2年生の娘がウンチをしているのを

側で見ていないといけないのか。

くちゃいよー!

 

 

「ねぇ、コケシ。

家ではお母さんがいるからいいとして、

学校でトイレに行きたい時はどうするのよ?」

気になって聞いてみた。

 

 

 

ただでさえ、古くて暗くて湿っぽい学校のトイレ。

確か和式だったし、

よりによって見たのは「学校の怪談」だしね。

家のトイレも怖いこの状態では

学校のトイレはちょっと難易度高くない?

 

 

すると

「あ、それはね

おまじないがあるから大丈夫なんだよ。」

自信満々でコケシは答えた。

 

 

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えー、なんだそれ!聞いたことない。

手洗いがなんでお化けを遠ざけることになるんだろう。

何情報?

アニメかな?漫画かな?

それともお友だちか自分が編み出したおまじないなんだろうか。

神社でお参り前に手水を使うところから思いついたものかもしれない。

 

 

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まぁ、トイレの前におまじないしないと

トイレの中にお化けがいたら困るもんね。

でもどうせなら手はトイレの後に洗って欲しいけどな。

 

 

 

それならば・・

 

 

 

「あのね、お母さんいい方法知ってるよ。

トイレの前に4の段の掛け算を唱えたらいいんだよ。」

 

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適当ー。

 

 

せっかくおまじないをするのなら、

なにか役立つおまじないがいいんじゃないかと思いついたのだ。

ちょうどコケシは小学2年生、

九九を覚えなければいけない頃合いなのである。

 

数字に苦手意識の強い娘で

普段なかなか算数に取り組みたがらないのだが、

こんな事にでもなれば必死になって覚えようとするかもしれない。

 

 

 

すると・・

 

 

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お、いい感じ。

今まで覚えさせようとしても断固拒否だったのに。

切羽詰まれば出来るんじゃないか!

 

 

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あれ?

4個飛ばしだよ!頑張ってー!

 

 

 

「シシチ・・」

 

 

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諦めた!潔い!

 

 

娘はあっさりとトイレに入ること自体を諦めてしまった。

 

ダメだよ。諦めたらそこで試合終了だよ?!

後ちょっとなのにー!

 

 

 

まぁ、それにしても九九が唱えられないばかりに学校でおもらししちゃっても困るので、

 

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無理やり適当な記憶をねつ造してフォローする。

 

 

「シクは死と苦だからね!これを唱えると死と苦が去る(36)んだよ。きっと」

36で去るはちょっときついけど、

まぁいいだろう。

 

 

 

コケシもちょっと安心した様子で

「シク36だけならなんとかなるかも。」

と言いながら登校していった。

 

 

 

 

そして夕方、めちゃくちゃに慌てた様子で帰ってきて

一目散にトイレへと駆けこんで行った。

 

 

 

 

 

 

九九はお化けより強敵なんだなぁ、と思った。

 

 

 

 

 


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