夫ジョニーさんとは同じ職場に勤務している。
二人で歯科医院を経営している。
朝起きて、
一緒に通勤し、
一緒に仕事をし、
一緒に帰宅をして、
ご飯を食べ、団欒して
共に寝る。
そりゃあ、たまには友達と飲みに行ったりすることもなくはないが、
一か月に2、3度くらいのもの。
あとは24時間ほぼ一緒。
開業してから10年間そんな生活だ。
人からはよく
「夫とずっと一緒でしんどくないか」
「一人になりたくはないか」と聞かれるが、
まぁ大丈夫だ。
ジョニーさんも「よくもまぁ24時間妻と一緒にいられるね!」と
こちらは若干の同情すら匂わせながら言われているようであるが
まぁ普通だよ、と答えている。
色々な夫婦の形があるだろうから
24時間一緒スタイルが絶対いいとは言えないが
惚気でも、やせ我慢でもなしに
私たちには合ったスタイルだったのかなと思っている。
だって結婚当初、別々に勤務していた時や
出産直後で私が産休を取っていた時のほうが
逆に喧嘩が絶えなかった。
お互いが相手の苦労が見えず、
お互いの努力や疲労を思いやれなかったり、
自分ばかりが大変な気がして
不満を相手にぶつけ、喧嘩になったりしていた。
今は忙しい仕事を回すのも、
収入面や技術の向上にしたって共通の目標であるし、
仕事で何か問題が起これば、二人でクリアせねばならない。
家事も育児も同様、時間がない中
手分けしてこなしていくのでほぼ5:5の割合。
夫に当事者意識があるので
よく言われる「見えない家事問題」とも無縁だ。
いつでも一緒なので、話題には事欠かないし、環境が同じなので、共感が容易だ。
自分が疲れている時は、相手も疲れている。
そんな中何かをやってもらえば、
自然と感謝が湧く。
だから今の方が仲良し。
一緒に仕事、家庭、育児に取り組む
戦友のような感覚だ。
時々喧嘩をすればクリニック内の雰囲気がめちゃくちゃピリピリしてしまうので
スタッフに申し訳ないから
できるだけ喧嘩をしないよう気をつけるようになったし
喧嘩したときも、職場では
表面上だけでもにこやかに会話しなければならないので
自然と怒りが解けてしまう。
デメリットはもし、仕事がうまくいかなくなった時
双方の収入が途絶えてしまったり
夫婦仲に修復不可能な亀裂が入ったとき、
おそらく仕事にも少なからぬ打撃をうけてしまう、という・・
「リスク分散できないこと」
これに尽きると思う。
まぁ、それは困るけどその時はその時で・・。
何とかなるさと思っている。
最近は一緒にいる時間が長いからか
だいたい同じものを見て、
同じ人やものを想起するので
「あれ」や「それ」でだいたい通じるし、
「俺も今朝から頭の中でずっと檸檬がエンドレスリピートしてた!」
夫の頭の中で流れる音楽に合いの手をいれてしまったりする。
(多分朝のテレビ番組のどこかでお互い檸檬を聞いている)
脳内をクラウド化して共有しているような感覚に陥ることもあり、
気持ち悪いくらいだ。
この間、ジョニーさんが「足の爪を切ってあげる」と言いだした。
私は最近さらに体が固くなったと騒いでいたので
足の爪を切るのが大変だと思ったらしい。
前屈で足の指先に手は届かなくても
足を曲げればよいので爪は切れる。
切れはするが、気持ちが嬉しかったのでお願いしたら
思いっきり指の肉を切られた。
よく見えなかったらしい。
私が年をとったように・・
ジョニーさんも年をとってきたな
と実感した出来事だった。
我ら運命共同体。
これからも共に仲良く頑張りましょう。
↑応援よろしくお願いします
↑いつもありがとうございます
ジョニーさんお誕生日おめでとう。
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