息子のランドセルが重い。
よく玄関に置いてあるので
どかそうと不用意に持ち上げると
腰がやられそうになる。
蓋が閉じないほど教科書、ノートがみっちりと詰め込まれていて、ずしりと重く
石でも入ってるんじゃないかと思うほど。
コペルは注意力散漫なうっかりもの。
忘れ物が多く、整理整頓が苦手だ。
忘れもの防止対策なのか
ただの無精なのか、
毎日時間割を揃えることなく、全ての教科書を持ち歩いている。
ちゃんといらない教科を抜いて、必要最低限だけ持ち歩けばいいのに。
えー、そんなものだろうか。
面倒くさがる息子のお尻をたたいて
一度ランドセルの中身をあけ
明日必要な教科だけをのこしてそれ以外をとり出してみた。
教科書の他にも
いっぱいいらないものが入っていた。
ねじや木の棒、綺麗な石、ラムネの口のゴム・・
練り消しで作った小さな犬に、どこかのタイルとか。
6年生になっても木の棒拾うんだな、と
ちょっと笑いたいような、泣きたいような気持ちになったけど、
とりあえず全部出す。
やっぱり尋常じゃなく重かった。
面倒くさがりのコペルのせいだけではなく、
最近の小学生のランドセルはデフォルトで重いらしい。
私が小学生だった頃もこんなに重かっただろうか。
遠い遠い記憶を手繰り寄せてみたが
どうにも思い出せない。
こんなことなら思い出すのに。
ランドセルじゃんけん、楽しかったけど、
今の小学生のランドセルじゃ重すぎて無理ね。
調べてみたら最近教科書が
昔のB5版からA4に大きくなったらしい。
また、脱ゆとりでページ数も増え、
副読本なども追加され重量がかさんできたのだという。
そしてそれらをおさめるランドセルの容量も以前に比べて大きくなってきているようだ。
本人はもう慣れたから大丈夫と気にした様子もないが、
重さをはかってみたら7キロ超あった。
さらに最近は生徒たちが水道の水を飲むことはあまりないようで
毎日0.5〜1リットル程のお茶を入れた水筒を持参する。
月曜日には体操着やらシューズやら図書の本やらでもっと荷物が増えたりもして
ちょっとみているだけでしんどいくらいの大荷物だ。
そういえば腰痛を訴える子供が増えて
文科省が置き勉を認める通知をしたとかニュースで見たけど
これは確かにその方が良さそうと思わざるをえない。
どうせ家で教科書など開かないし。(開けよ)
それかもう電子書籍でいいよね。
早く改善されますように。
夏休み前に朝顔の鉢を持ち帰るという
恒例のイベントも
今は親の仕事。
なんて言っていたけど
これもランドセルが重いからの配慮なのだろうと思えば納得。
仕方ない。
コペルはもう6年生。
6年間重い荷物を詰め込めるだけ詰め込まれて
手荒に放り投げられ続けたランドセル。
昭和の小学生のランドセルは
6年生ともなれば
色あせぺちゃんこにつぶれていたものだが、
コペルのランドセルは未だ綺麗な形を保ったまま。
どこも千切れていないし、つぶれてもいない。
その頑丈さには
ランドセルメーカーの様々な工夫、
ランドセル職人さんのプライドや意地を感じる。
本当にありがたい。
この間やっぱり石でも入っているかのように重いのであけてみたら
本当に石が入っていた。
ただでさえ、重いのに。
もはやランドセルとコペルとの戦いのようだな、と思うが
ランドセルには
コペルの手荒な仕打ちに耐えて
卒業まで逃げ切って欲しい。
ランドセル、頑張れ。
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