ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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「てまぜ」がやめられない息子の話

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長崎には「てまぜ」という言葉がある。

 

 

勉強中や仕事中に手で何かをいじくり回して遊ぶことを指すそうで、

埼玉育ちの私には当初耳慣れぬ言葉であった。

 

 

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関東の言葉でいうとなんであろうか。

内職?手遊び?

まぁ、とにかく小学生とかが授業中

先生の話も聞かず、落ち着きなく手を動かしていたずらしているアレのことをいうらしい。

 

 

 

我が家のコペルは小さい頃からずっとこの

手まぜの王なのである。

 

 

 

授業参観に行ってもなんか自分の世界に熱中しちゃってる。

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もう、見てられない。

 

 

 

授業には積極的に参加し、楽しんでもいて

発言だってする方だと思うのだが、

ちょっと気が逸れると「てまぜタイム」に突入してしまう。

 

 

 

以前息子の多動を心配し、調べていた時に

 

「狩りで目の前の獲物だけに集中してしまうと

茂みに隠れている猛獣に気が付かないなどの危険があり、

手を動かしたりそわそわしてしまうのことは、1つのことに100%集中しないようにするため

進化の過程で獲得した脳の機能なのだ」

 

とする話を読んだ。

 

 

コペルのてまぜにはコペルなりの必要性があってのことかもしれない。

手を動かすことで脳は広範囲に渡って刺激されるともいう。

 

 

勉強中の手遊びのイメージは悪いかもしれないが

あえてクッシュボールやハンドスピナーをあたえ、

触りながら学習することで

授業中じっとしていられないタイプの子どもは特にリラックスでき、脳が活性化される。

集中力や発想力が増し、学習効果は高まるというのだ。

 

 

だからコペルのてまぜも、

躍起になってやめさせようとするばかりが正解とは限らない・・・

 

 

 

のかもしれないが、実際彼のてまぜは

 

 

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全集中力を創作にかたむけ(だいたい素材は練り消し)

芸術家のように一心不乱に創作活動にいそしむ没入創作パターンか、

 

 

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心を遥か遠くに飛ばして呆けたような顔をしている宇宙交信型の2パターンであるから

 

 

 

やはりリラックスや脳の活性化の範疇を超えて

勉強の妨げになるばかりのような気もする。

 

 

 

昨日なんかは

テレビからもマンガからもゲームからも離れた静かな環境に身を置いて

1時間ほど一人もくもくと勉強にいそしんでいた様子だったので

 

 

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嬉しくなって覗きこんでみると

ノートは真っ白。

 

そして彼の手元にはやっぱり練り消し。

 

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思いの外上手な作品に

怒ろうとした勢いをくじかれて

なんと声をかけたらいいか迷っていると、

 

 

いつでもコペルの味方ジョニーさんが

私の肩に手を置き、言った。

 

「トマレちゃん、なんでもダメダメと言わず

本人が熱中することを思いっきりやらしてみたら

意外とそれが将来に繋がったりすることもあるよ。

 

このまま才能をのばしていけば・・

 

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・・・・・。

うーん!

やっぱり・・てまぜはダメ

 

 

 


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