先週ゴールデンウィークが終わってすぐ
家庭訪問があった。
家庭訪問ってなんのためにするのだろうか。
一軒一軒回るのは先生も大変だろうと思うし、迎えるこちらも緊張する。
学校での面談では足りないのだろうか?
以前の担任の先生から
「生徒の家の地理的な把握と通学路のチェックが第一義です。」
というプリントをいただいたことがあったけど、本当にそうなのだろうか?
だって先生方、車で来られるのだ。
次の子の家まで案内したり。
夫に尋ねると、このあたりでは昔から車だという。
では時代ではなく地域性?
車で回るのは田舎あるあるなのだろうか。
たしかに校区の広い田舎で全ての生徒の家を回るならば
車で行くのが効率的かもしれない。
でも車が通る大通りは普段通学には使わないから、通学路のチェックは難しいと思う。
住んでいる場所の把握と
なんとなくこんなところを通ってきているんだなという周囲の雰囲気は見ることができるのかもしれないが
このスタイルで回る以上、やっぱり通学路のチェックは第一の目的ではないのではないだろうか。
であれば、この家庭訪問は
「生徒のバックグラウンドを知って、
より深い理解に繋げたい」ということ以外にない気がする。
先生方はお忙しい中、
我が子をより知るために、わざわざ出向いてくださるのだ。
と思うことにしたんだ。当たり前か。
掃除が面倒くさいなんて言ったらバチがあたる。
(面倒くさいけど。)
家庭訪問なんて今の時代にそぐわないんじゃないか?なんてブーたれてゴメン、先生!
(やっぱり面倒くさいけど。)
己を己で納得させ、己を己で奮い立たせて掃除に取り掛かる。
さぁ、歓迎の準備をしようじゃないか!!
家の中をこざっぱりと整え、花まで飾っちゃう。
子どもたちはなんだかわからないけれど、嬉しいらしく落ち着きなく走り回っている。
なんだか思い出した。
いつもより綺麗に片付いた部屋。
飾られた花。
用意されたお菓子。
よそ行きの化粧をしたお母ちゃん。
家庭訪問ってなぜかウキウキするイベントだった。
いつもは学校で大勢の中の一人として対峙している先生が
自分だけのために、自宅へ来てくれる。
なんだか特別な感じがして嬉しかったなぁ。
わかったから、ちょっと落ちつけ。
というわけでテンションマックスな子どもたちと
手づくりクッキーを焼きながら、先生を待った。
午後から仕事休んだら意外と時間余っちゃったんだ。
最初は娘の担任の先生がいらした。
おじいちゃん先生、ほぼ的確に娘を把握してらっしゃる。
なんとも雑な感じだったが、
たしかに元気そうで楽しそうなら良かった!
娘はその場の雰囲気に流されやすいタイプだ。
理解力は低いが共感力は高い。
難しいことはよくわからないが、
人の気持ちには添える。
映画などを見ている時も、
こんな感じ。
だから先生の情緒が安定していると、
娘も落ち着くと思う。
この先生のおおらかな雰囲気の中では伸び伸びと安らげるかもしれない。
少し安心した。
次に息子の先生がいらした。
息子は昔から結構落ち着きがなくて、そそっかしく
先生に注意されることも多い。
言い方は悪いが、先生との相性が悪いと
「目をつけられる」ような状態になってしまって延々と怒られてしまうことも。
でも褒めてもらえるととても張り切るタイプの子なのだ。
以前別の先生に褒めてもらった時のこと
時々でも息子の良さを認めて
褒めてくれる先生だといいなぁ。
我が子の良いところも少しお伝えしておきたいなぁ。
そんな思いで前のめりにお通ししたが
終始先生の目についた学校での息子の良かったところを教えてくださって
泣きたいほどに感動する。
ギュッとハグしたい気持ち。
途中で照れた息子は2階に上がってしまったけれど
やっぱりとても嬉しそうだった。
指導力、授業のテクニック、先生に求められる能力は色々とあると思うが
やはり愛情を持って、その子の良い面を見つめてくれる大人が側にいて見守ってくれることは
何ものにも変えがたくありがたいことである。
そして
家庭訪問という機会があったからこそ
先生方が子供たちをどう捉えているかを知ることができた。
自宅まできていただいて良かったな。
先生との距離がぐっと縮まったな、と思える家庭訪問だった。
家庭訪問
皆さまはいかがだっただろうか。
学校での三者面談でも
同じことだったかもしれないけどね。
↑まだ言う。
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