今週のお題「おとうさん」
今日は父のことを書こうと思う。
父は静かな人である。
顔は志村けんに似ているが冗談を言って人を笑わせるようなタイプではない。
というかあまり話さない。
コミュニケーション能力が極端に欠落していて、あまり人と関わっているところを見たことがない。
無口なのである。
そして話しても声が小さく、こもっているので
何を言っているのかよく聞こえない。
声の代わりに人間の足をもらったにしては
その足は短い。
アリエルのような美声ではなかったからだろうか。
内気な恥ずかしがり屋だから話さないのかといえば
そうでもなくて
一人でいるのが好きなだけなのだ。
父は人の目を気にしない。
酒は一滴も飲めないので飲みに行ったりもしないし、
そもそも友だちもいない。
いつも一人だ。
一人で楽しそうだ。
人のことを悪く言ったり、争ったりもしないので穏やかで温厚に見えるらしく
よく優しい人だといわれるが、
争わないのは他人に興味が薄いからなので
優しいのとも違う気がする。
でも私はそんな父の
人との距離感が好きだ。
実は父は絵を描く人だ。
私のようなヘタウマな絵じゃなくて
ちゃんと上手な絵だ。
芸術家の自己表現としての絵ではないが、
会社で職業として絵を描いていた。
広告やパンフレットなどの印刷物の挿絵やイラストを描いたり
デザインをする仕事だ。
私は父のように絵を描いてみようと思ったことはなかったけれど
最近このブログを書くようになって
もし私に絵心というものがあるのなら
父から受け継いだのかな?と思うようになった。
私は父に似ているのかもしれない。
人と関わるのが苦手なところも、
一人で面白がっているようなところも。
そんな孤独を愛する父だが、
家族には滅法優しく、愛情深い。
以前私が結婚をするとき、
ジョニーさんが結婚のプレッシャーから逃げ出したことがあった。
結局結婚をすることになったのだが、
そんなジョニーさんに父がメールを送っていたことを
結婚後に母から教えてもらった。
それはいつも言葉少ない父にしては
長いメールで
「あの父がこんなメールを送ってくれていたんだ。
こんなに私たちのことを心配してくれていたんだ」と嬉しかった。
今でも時折読み返している。
息子の作文の時のように、
全文載せちゃうスタイルで紹介したく思う。
添付の画像は私の会社の今年のテーマの「ファーストペンギン」です。
群の中で真っ先に海に飛び込む、戦うペンギンです。
天敵が待ち構えているかもしれない海に果敢に飛び込む姿は感動的だと思いませんか?
ペンギンは何を思って飛び込むのでしょうか。
人間の社会では、このように生死をかけるようなリスクはあまりありませんが、
私にはペンギンの気持ちが分かるような気がします。
家族の為だから飛び込めるのだと思います。
ペンギンの喜びも分かるような気がします。
家族は絶対守りたくなる宝物になります。
ご両親がジョニーくんを、いかに心配しているかを見ても分かると思います。
ジョニーくんが結婚を恐れているのも分からなくもありませんが、
二人で築き上げて行く物はきっと貴方の宝物になっていくと思います。
ひとつ飛び込んできませんか。
待ってます。
お父さんいつもありがとう。
↑応援よろしくお願いします
↑いつもありがとうございます
気軽にコメントやブクマにて足跡を残してくださると嬉しいです。 いつもありがとうございます。 とても励みになっています