ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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息子の思春期早発症と低身長の話

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この間、内分泌を専門とする先生の診察を受け

息子コペルが成人した際の最終到達身長の見込みが

およそ165センチ程度と言うことがわかった。

 

 

 

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あら、ちょっと小柄だ・・。

 

 

 

別に病気でもなんでもない。

背が高かろうが低かろうが、息子は健康で心優しく元気に育ってくれている。

 

 

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背が小さくてもかっこいい

魅力的な人はたくさんいるし、

 

身長が157センチの私でも

日常生活において小さ過ぎて不便だと感じたことなんて一つもない。

電車の吊り革だって届く。

 165センチもあれば困ることなんてあろうはずもない。

 

 

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やはり「モテ」という観点から言えば

背が高いことは多少は有利かもしれないが

 

 

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だから私としては充分・・・だとは思うのだが、

 

 

 

 

本人はやはり悩むであろうなぁ。

 

 

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ショックだよね。

なんか・・・ゴメンね。

 

 

 

落ち込んでいる息子の姿を見ていると

もう少し早く気づいてあげればもっとできることもあったのではないかと少し後悔している。

 

 

だから今日はこの診断に至った経緯について書きたい。

 

 

 

少なくとも私は診断を受けるまで

身長や成長について何の知識もなく、

息子が夫や自分の父(2人とも171センチくらい)くらいには大きくなるんだろうなぁとなんの根拠もなく思い込んでいたし、

 

 

義父は180センチ以上もある背の高い人なので

もしかしたら

 

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なんて夢想したりもしていた。

(←イケメン部分、身長関係ない)

 

 

 

そして診断をうけてからは

暇さえあれば子どもの成長や身長についてググったし、

同じような診断を受けた子の親御さんのブログを読みふけったりしたので・・・

 

この記事が同じように情報を探すどこかの誰かの参考になればと思う。

 

 

 

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男の子は12歳頃、女の子は10歳頃から性ホルモンの分泌が上昇する。

性ホルモンは体つきを男性らしく、または女性らしく変化させ、

同時に急激な身長の伸びをもたらす。

第二次成長期の成長スパートと呼ばれるものだ。

 

 

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男の子は3歳ごろから思春期に入るまで、年間5~6cmくらいの成長率で伸びるが

この成長スパート期には10cmペース、つまり2年分伸びるらしい。

このスパート期は2、3年程続き、

その後身長の伸びは徐々に緩やかになって止まる。

 

 

性ホルモンは身長を急激に伸ばすと同時に

骨端線を閉じさせる作用があるのだ。

 

 

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完全に骨端線が閉じ、大人の骨になってしまえば

もう身長は伸びない。

 

 

 

それ故に思春期開始時期の身長

成人身長と大いに関係し

思春期に入った時の身長が高ければ成人身長もたかくなり、

思春期に低い身長で入れば、成人身長も低く終わるということになるらしいのだ。

 

 

 

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私の姪っ子ちゃんが2人

思春期早発症で治療を受けている。

思春期早発症とはその名のとおり

通常より早く思春期が来る症状。

 

 

幼い年齢で二次性徴が出現するために、

本人や周囲が戸惑ってしまうという心理的社会的ストレス

早期に思春期を迎えることで体が完成してしまい、

小柄な体のままで身長が止まってしまうという低身長の問題がおこる可能性があるらしい。

 

 

腫瘍やホルモン分泌異常などいろいろな原因があることもあるので検査や診察

場合によっては治療が必要なのだ。

 

 

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姪っ子ちゃんたちは

小学校の1〜2年生くらいから胸の膨らみが出てきてしまい

通院することとなった。

 

 

 

 

 

初めはうちの子は関係ないと思っていたのだが、

姪っ子ちゃん達の思春期早発症についてネットで調べていたら

ふとコペルの最近の急激な身長の伸びが気になった。

 

 

 

コペルは幼児の頃からずっと小柄な子どもだった。

でも身長の成長曲線では-1SDくらい。

異常な小ささではない、これも個性のうち。

 

そのうち大きくなるだろうと私もジョニーさんも気にも止めなかった。

 

 

 

それがいつの頃からか、身長が伸びて

最近ではクラスでも身長が高い方になって・・

 

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本人も家族もとても喜んでいたのだ。

 

 

 

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去年なんて12センチも伸びて。

 

 

 

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今年も10センチ以上伸びてて・・

 

 

 

 

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最近はめっきり大人みたいに声まで変わって・・

 

 

 

あれ?

声変わりまであって

一年に10センチ以上伸びてるってことは

それは思春期の成長スパートに入っているってこと?

 

 

 

いつから?

 

 

 

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もう一度ネットで情報を探してみる。

 

 

 

「思春期は2〜3年続き

だいたい男の子は30センチ、女の子で25センチ程伸びること、

そしてその後はそれほどの成長は望めない。」

 

 

 

 

 

 

「男の子で135cm以下、女の子で132.5cm以下で思春期に入った子は、成人身長がそれぞれ160cm、150センチに達するのが難しい」

とするデータもあるようだ。

 

 

 

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調べていてどんどん不安になってきた。

 

 

それではコペルの身長は160センチに届かず、

成長はもう止まるのか?

気づいてやれなかっただけでコペルも思春期早発症だったのだろうか。

 

 

 

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背が伸びてきてあんなに嬉しそうだったのに。

 

 

 

 

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あんなこと言わなければ良かったな。

 

 

 

今既に154センチ身長がある、

まだ12才のコペルが

大人になったときの最終到達身長が

160センチに満たない可能性があるだなんて、

にわかに信じ難かったが

とりあえず調べてもらおうと近くの小児科を受診した。

 

 

 

小さい頃からコペルを見てくださっていた小児科の先生は

 

「ご両親の身長から予想される彼の成人身長は173センチくらいだし、心配ないとは思うけどね」

といいつつも

 

成長曲線に数年前かから変曲点が現れたことを理由として

小児の内分泌の専門の先生に紹介状を書いてくださった。

 

 

 

そして先週、専門の先生の診察をうけたのだ。

 

 

手の骨のレントゲン写真を撮影したり、

入学から今に至るまでの小学校の身体測定の記録(学校にお願いしてコピーを取らせていただいた)、

体毛や声変わりの有無などをチェックしてもらった。

 

 

 

チェック項目のなかに睾丸の大きさというものもあり、

年頃のコペルは絶対見せたくないと抵抗した。

でも診断にはとても大切なことらしく

コペルを説得したところ、

 

 

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思わぬ交渉を持ちかけてきて、

思わず笑ってしまった。

 

 

 

なんだよ、ワンゲーム、ワンちん○って

・・。

それに診るのはそっちじゃない。

ボールの方だ。

 

 

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なんとか誕生日プレゼントにすることで合意、

無事先生に診ていただけた。

 

 

 

そしてそれらを総合的に検討した結果の

冒頭の

 

 

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なのだ。

 

 

骨の年齢がもう中学生くらいの感じまで進んでしまっているし、

成長のピークは過ぎてしまっているらしい。

 

 

気づいたのが遅かったので、

声変わりの時期、体毛の発現など

いつから、と判断しかねることもあり

いくつか要件を満たしていなかったので

思春期早発症という診断名はつけられなかったが

思春期早発傾向が現れているのは間違いないらしい。

 

 

 

ただ、幸いなことに成長はまだ止まってはいなかった。

病気という訳ではないので治療という言葉が正しいのかは分からないが

今からでも少しだけ、背を伸ばすアプローチがない訳ではないらしい。

 

 

 

どこまで伸びようと、どこで止まろうと自然のままでいいと受け入れるのか、

少しでも背を伸ばすため、医療を頼るのか・・

 

とても悩んだのだが、

何より本人が希望したので

ジョニーさんと相談の上、

服薬による治療?を試してみることにした。

 

 

 

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有名な、かの犬の名言である。

 

 

この言葉はすごく好きで、

折に触れ思い返しては

自分を奮い立たせたりしていのだが

こと自分の子どもの話になれば

子どもの手持ちのカードが少しでも有利なものとなるように、とやっきになってしまう。

 

 

 

親という生き物は本当に愚かだ。

 

 

 

何をもって有利だと判断するのか

身長は低いより高い方が優れているのか。

・・そうとは限らないだろうに。

 

 

 

昨日テレビに出ていたラグビー日本代表の田中選手をみて

コペルがポツリと言った。

 

「 165センチって田中選手くらい?」

 

 

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うん、大体そうだね。

でもラグビー選手ってみんなめちゃくちゃ大きいから

田中選手は必要以上に小さく見えるってこともあるかも。

 

 

でもかっこいいじゃない?田中選手。

彼は小さいのに大きい選手に負けずに挑んでいくからかっこいいんだよ。

 

 

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ジョニーさんと2人で力説したら

コペルにも笑顔が戻った。

 

 

 

予測は予測であって

実際のところどこまで身長がのびるかは神様にしかわからない、そう先生もおっしゃっていた。

服薬に加えて

質の良い睡眠と食事と運動。

できることは頑張って、

でも伸びなくっても構わない。

 

 

そんな気持ちで気楽に行こうぜ。

 

 


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今日はとても長くなってしまいました。

最後までお読みいただいた方、ありがとうございました!

 

 

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