お題「#おうち時間」
娘コケシの習っているバレエのレッスンがオンラインになった。
先生が動画をYouTubeにあげてくれているのでそれを見ながら
毎日30分のバーレッスン。
レオタードやタイツは着ても良いけど
着なくてもいい。
なんならパジャマでもジャージでも
動きやすい服装なら何でもよい。
バレエシューズは履いてもいいけど、
くつ下を脱いで裸足でもよい。
「できる範囲で無理はせず」が原則のゆるいレッスンだが、
それでもこのように定期的に体を動かすことは
休校中の運動不足解消や
室内生活で固くなってしまった筋肉のストレッチになるような気がして有難い。
バレエを習っているのは娘だけなのだから
私は関係ないのだけれど
せっかくだから隣で一緒にやってみたりもする。
ピアノの美しい音楽と短く張り詰めた先生の指示。
静かで優雅な時間・・
ゆっくり大きく体を伸ばして止める。
指先まで意識を集中し、白鳥の羽ばたきのように腕をしならせて。
見様見真似でポーズをとっていると
気分はバレリーナ。
小さい頃読んでいたバレエ漫画の主人公になったような気持ちになる。
有吉京子さんのスワンとかさ、山岸涼子さんのアラベスクとかさ。
槇村さとるさんのDo Da Dancin!も好きだった。
憧れたわー。
結局コケシにバレエを習わせているのも
本人がやりたいと言ったからというのがまず第一だが、
私の憧れを託している部分もあるのだ。
こうして私も憧れのバレエレッスンを受け、
つかの間バレリーナ(の気分に)になれて
本当に嬉しい。
嬉しいのだが・・
コケシに「ママ、ウソでしょう?」と言われるくらい足が上がらない。
ウソじゃない。
マジで、ガチだ。
そして折り曲げるたびに膝が鳴る。
どこか土俵入り感も漂ってるし。
しまいには・・
・・・ち、ちっとも情緒の世界に入れないわ。
いやー、バレリーナってすごいのね。
プロはもちろんのこと、まだまだ下手っぴな娘の動きにすらついていけない。
なんていうのだろうか、この可動域を完全に超えた先に体を持っていく感じ。
日常生活で使わない部位の筋肉を酷使する感じ。
全力で手すりにすがっても
一瞬たりとも静止できない
無様でリアルな自分をつきつけられてちょっと落ち込む。
でもそんな時には
脳内鬼コーチを召喚。
(はじめっからトゥシューズなんて履いてないけど)
挫折を乗り越えて踊りつづける自分を演出すると
誰?セルゲイエフ。
楽しく続けられる。
今朝もコケシと一緒にバーレッスンをして
コケシのバレエ教室では
YouTubeを見ながらの自習だけでなく、
クラスを数人ずつのグループに分け、
週に2回、ラインのグループ動画通話で30分ずつレッスンをしてくれている。
オンラインのための特別な設備を持たない、
街の小さなバレエ教室で
様々な家庭環境の方に急遽対応してもらえる策として
この携帯を使った授業スタイルを先生が考えてくださった。
小さい画面でカメラの前で動くため
教室のように大きく動き回ることはできないが
実際にポーズを見て、修正やアドバイスをいただけるし、
お友達の顔を見て話せることがとても嬉しく、
楽しい時間になっているようである。
これはこれで楽しいな。
でも小さな画面越しではなく
広々とした教室でコケシがピョンピョン飛ぶ日を夢見て、
ゴールデンウィークはステイホームで頑張ろう。
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