ほうれい線上のアリア

愉快にお気楽に生きていきたい。北野トマレの日常。

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「今日の北野家」中二の姪っ子の話

姪のチョコちゃんは中学2年生。

少し前まで鬼滅の刃や呪術廻戦に夢中だった彼女だが、今は「東京リベンジャーズ」にハマっているらしい。

 

 

私は読んだことないんだけど、最近映画化されてたやつよね。ヤンキー漫画なのかな?

 

 

 

最近はキャラクターのお気に入りのシーンのお気に入りのセリフを集めては

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筆ペンで書きうつしたりしている。

 

 

東京リベンジャーズは一度も読んだことないけど、

お気に入りのセリフの書き写しはかつて私もやったことがある。

作品やキャラクターへの愛が溢れすぎての行動よね。

 

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私は日記帳や手帳に書いて夜な夜な読み返したりしていたものだ。

チョコちゃんのそれは「筆ペンで」ってところにセンスを感じる。

いいね、分かるわ。

 

 

 

書き写しただけで滾るパッションは満たされるのか

書いた紙は壁に飾るでも持ち歩くでもなく

リビングにに無造作におかれていたりするのだが、

その書き抜いた台詞の紙を

 

 

チョコちゃんの妹が音読する。

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これは恥ずかしい。

 

 

顔を真っ赤にしてチョコちゃんが飛んでくるのがおもしろくて何度も読む。

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読むたびに

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何度でも飛んでくる。

 

 

最後まで読み上げて、

もう終わりかと思えば

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やめてやってくれ。

 

 

こっちまで恥ずかしくなるじゃないか。

仕方ないんだ。

君のお姉ちゃんは中二なんだ。

 

 

 

でもなんだかそんな厨二病真っ盛りな姪っ子がめちゃくちゃ可愛くて愛おしい今日この頃なのだった。

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息子だとひたすら面倒くさい厨二病

姪っ子くらいの距離感だと許せるの、何故だろう。謎だわ。

 

 

 


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読書感想文の書き方とサポートの話

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息子は小学校1年生から6年生までずっと読書感想文のコンクールで毎年なんらかの賞をいただいてきた。

 

 

うちの息子は小さな頃から本を読むのが好きな方だったし、比較的作文も得意で

親の欲目かもしれないがなかなか面白い文章を書くなぁと思っていた。

だから読書感想文の宿題は任意であったが

小学校1年生の時に感想文に挑戦させてみたら

(書いてきた子どもが少なかったこともあったのだろうが)

たまたま学校代表に選ばれて、初めて賞状をいただけた。

 

 

その時みんなに褒められた体験が心に響いたのか、本人が書きたいと希望するようになり毎年の恒例行事となった次第だ。

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娘コケシはやりたくないと言うから毎年読書感想画にしてる。

 

 

 

学校によっては読書感想文の宿題が全員に課されるところもあるらしい。夏休みになると感想文の宿題は憂鬱だという話をよく聞く。小学生が何のサポートもなしに原稿用紙3枚〜5枚の文章を破綻なく書き上げるのは確かに難しい。

 

 

 

そこで今回は我が家の読書感想文への取り組み方を披露したい。

 

 

コペルが感想文が得意だといっても、最初から最後まで自分一人で書いてしまえるわけではない。

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多くの家庭でそうであるように、低学年の頃は私が側で付きっきりになって書かせたし

高学年になっても書きやすいよう、サポートはしてきた。

今回はどんなサポートをしているのか書いてみようと思う。

 

 

 

夏休みの感想文の宿題に困っている誰かの一助になれば幸いだ。

 

 

 

まず、学校の先生や教育関係の方には怒られちゃうかもしれないんだけど

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これはね、以前受けていた作文教室でもダメだと言われていた禁じ手…。

 

 

「本人のこの本を読みたいという気持ち、この本の感想を書きたいという気持ちを尊重してください。親が勝手に選んではいけません。

感想文を書くというのはあくまで二次的なこと、

自発的な読書、そして本をじっくりと深く味わうという体験こそが大事なのだから。」

先生もそうおっしゃっていた。

もっともだ。その通りだと思う。

ダメなことだってわかってる。

 

 

でもね!

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コペルは本を読むのが好きな方だがそれでも読むのには結構時間がかかる。

 

 

夏休みの宿題はなかなか予定通りに終わらない。

主要科目の課題を優先して進め、読書感想文にたどり着くのは夏休みももう終盤。

さぁ、始めるぞ!というときにはだいたい最終週で、だいたい時間に追われているので

 

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「これが読みたい」と読むの何日もかかる厚い本を選んだ上に

 

 

読んだ後

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ってなるのはちょっと困るのだ。

もう一度別の本を読む時間なんてない。

 

 

 

なので読んだことある本や短い本、感想が書きやすそうな本をいくつかピックアップし

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と候補を絞ってから本人に選ばせている。

 

 

だから読書感想文コンクールには課題図書部門と自由図書部門があるのだが

自動的に我が家は毎年自由図書部門での参加となっている。

課題図書はその年代にあった良書が多いのだろうから、それを読むだけでも得るものは多いのだろうなぁ、とは思うのだけど…

でも読むのに時間がかかるんだものー!

 

 

 

では書きやすそうな本とはどんな本か、ということだが

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読書感想文の難易度、良し悪しまでもが

選んだ本で8割決まる!そんな気がしている。

 

 

うちのコペルは本の感想を書いてごらんというと

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「これこれの場面が面白かったです。どこそこの場面は楽しかったです。また読みたいです」ぐらいのお粗末なものになってしまう。、

でも日記や自分のことを書かせるといつも生き生きとした文章を書くタイプなので

本の感想に絡めて自分のことを書かせるようにしている。

 

 

今年はおばあちゃん亡くなってずいぶん考えこんでいたなー、と思えば

 

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その体験に寄り添えそうな本を。

 

 

この年は谷川俊太郎の「おばあちゃん」という本をえらんでこんな読書感想文を書いた↓

 

 

 

たまたま課題図書に猫の話があった年には

その本の主人公の境遇がコペルと似ていたので

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候補の中にそれを混ぜてみたら

 

案の定猫の本選んだ。課題図書に挑戦したのは今のところこの本だけ。↓

こんな年もあるにはあった。

 

 

 

つまり子供の一年を一番身近でみている親として

その子がスラスラかけそうなテーマを推測し

ぴったりの本を進めるコンシェルジュになるのだ。

 

 

この、自分の体験と絡めてかける本を選ぶという方法を始めたのは

四年生のとき書いたエジソンの読書感想文を作文の先生に見ていただいたときから。

(この時は読んだことのある本の中からエジソンを選んだ)

 

初めはエジソンに共感できる色々なことについて雑多に書いていたのを

 

 

 

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このエピソードだけに焦点をあててくわしく書いてみてといわれてこの形になったのだ。

初めは切腹の話は一文だけだったのに、

この体験を詳しく書くことで感想文がグッとよくなった。

 

 

 

作者の意図や秘められた思いを読み解いて、作品を深く考察できる子もいるのかもしれないけど

うちの子にはなかなか難しい。

だから本と絡めて自分の体験と思いをかくことで感想文としているのだ。

 

 

 

次に具体的な書き方についてだ。

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これはよく聞くやり方だと思うが

まず本を読みながら子どもの心が動いた場所に付箋をはってもらう。

 

付箋には「面白い」「可哀想」「好き」「自分の体験を思い出す」等…その心の動きを簡単に一言書き添えておく。

 

 

そしてその後、貼った付箋について親と本人で話し合う。

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悲しいってどうして?

何でそう思ったの?

あなたも同じような気持ちになったことある?

それはどんな時?

 

 

一つ一つの付箋に対して質問をして

対話をしながら感想を引き出し、気持ちや体験を自分の言葉でメモさせる。

 

 

そのメモがきを集めて、分量をみながら作戦会議。

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全部盛り込むとごちゃごちゃするのでいくつかに絞り込むのがコツ。

 

 

 

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そして一度書かせてから文章のあやまりを正したり、

文章を増やしたり減らしたりして仕上げていく。

 

規定の分量を書き上げた時点で

本人のやる気が尽きてしまうことが多いので

最後の推敲の段階が一番大変だが、

一度でバッチリ仕上がっていることはまずないのでやはりこの作業は必要だ。

声に出して読ませて、

おかしなところや足りないところは訂正させる。

 

もっと良い表現があるのに、とか

すっきりと言い換えてやりたい、という欲求がムクムクと湧いてくるが

それをやると別物になってしまうのでグッと我慢する。

 

 

文章の表現についてだが、作文教室で

「ここが悲しかったです。何故なら〇〇だからです。
そしてここはすごいと思いました。だって〇〇だからです。」

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のように「〇〇だからです」ばかり書かないように

指導を受けたのでそこは今でも気をつけて書かせている。

 

 

………我が家の読書感想文の取り組み方は以上だ。

参考になっただろうか。

宿題は本来は一人で取り組むもの、

親のサポートなんてけしからんと思われる方もいらっしゃるかもしれない。

でも

さあ、勝手に書きなさい!と全くサポートなしで放り出されてすぐ書ける子なんてなかなかいないのではないだろうか。

 

 

それにこうして同じ本について親子で語り合い、

子どもの考え方を聞ける時間は結構得難いもので

小学校時代毎年一緒に読書感想文に取り組んだ思い出は

私にとっても良い時間、大切な思い出となった。

子どもにとっても一冊の本を深く読み込み、自分の言葉でアウトプットした体験は何かをもたらしてくれたと信じている。

 

 

今は中学生になって対話で思考を整理する部分は自分自身でするようになったけれども

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私は息子の書いた文章が好きなので、今年もどんな読書感想文ができあがるのか楽しみにしているのだ。

 

 

 


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子どもがらんま1/2にハマっている話

最近娘がらんま1/2にはまっている。

 

 

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漫画の連載もアニメの放映もとっくに終わった、かなり昔の作品で最近は再放送もしていない。(と思う)

 

 

今までは娘は好き嫌いとかハマる以前に、その存在自体を知らなかったのだが

先日なぜか私の古い日記をひっぱり出してきて読んでいて

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そこに私の昔の落書きが挟まっているのを見つけ…

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見てみたいと言いだしたのだ。

 

 

 

この絵が挟まっていた日記は私が小学6年生だった頃のもの。

この頃学校でらんま、めちゃくちゃ流行っていたのよね。

 

水を被ると女の子になってお湯を被ると男の子に戻るというその設定が斬新で、とにかく面白かった。

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私が初めて買ってもらったコミックスはらんまだったし、黒豚のPちゃんのぬいぐるみだって持っていた。

休み時間は友だちとらんまの絵を模写したりしていたし、

らんまにでてくるシャンプーちゃんが可愛くてあんな髪型にしたいと思っていた。

少年漫画だからか、乱馬が女の子になる時や戦闘の際に

お胸がポローンと出てしまうお色気シーンがちょこちょこあって、小学生のわたしにはかなり刺激的だったりもした。

 

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らんまと聞いただけでズルズルーっと芋づる式に思い出がよみがえってきて止まらない。

大好きだったのよねー!

 

 

今でも置いてあるのかな、と疑問に思いながらもTSUTAYAに行ってみたら、テレビシリーズ完全収録版のDVDがごそっとあったので

大量に借りてきてコケシと一緒に夜な夜な見ている。

コケシは初めこそ絵が古くさい、演出や音楽が昭和っぽい、と文句を言っていたが

ストーリーの面白さにすっかりハマって今では夢中だ。

 

 

自分が小さな時に好きだったものを

同じように自分の子どもが楽しんでいるのを見るのは嬉しいものだ。

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なんとなく小学生の頃の友だちとのおしゃべりを再現しているような気持ちになる。

 

 

意外なことに夫、ジョニーさんも小さい頃らんまが大好きで漫画も全巻所有していたそうで

DVDを再生した途端

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そらでオープニング曲を歌い出したのにはびっくりした。

 

 

よくおぼえていたなぁと感心すると共に

30年も後生大事にらんまのオープニング曲みたいなものを一言一句違えずに覚えていたりするから、

今脳の容量が足りなくなっちゃって新しいことが覚えられないんじゃないだろうか…とか意地悪なことを考えてしまう。

 

 

「ちなみにエンディング曲も歌えるよ。」

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らんまにメモリ食われ過ぎ。今すぐアインストールしたほうがいい…。

 

 

そんな訳で時にはジョニーさんも一緒になって家族3人、

反抗期のコペルも興味ないような顔をしながらも時々見にくるので家族4人

揃ってらんまの世界を楽しんでいる今日この頃だ。

 

 

 

「パパも水を被ると変身しちゃう体質になったらどうするー?」とコケシに聞かれて

 

ジョニーさんが真面目な顔で

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と、答えていたのにはいっそ感心してしまった。

何十年ぶりにらんまを見ての感想がそれか。

骨の髄までサウナーだ。凄い。サウナー怖い。

 

 

 

「もしかしてさ…

パパはサウナーが溺れた伝説の泉に落ちたんじゃない?」とコケシ。

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それで「水を被るとととのっちゃう」体質になった、と…。

じゃあお湯をかけたらなおるのかしら。

 

 

 

見てないような風を装って、しっかり見ていたらしいコペルは

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こんな分かったようなことをいう。

 

 

まぁ、それはそうなんだけど素直になれずにすれ違っちゃうのは

昭和のラブコメの様式美だからね。

グダグダ言わずにらんまを見て、乙女心を学ぶといいよ。

 

 

そんな軽口を叩きあいながら今夜もらんま鑑賞会開催中である。

楽しい。

 

 


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サバイバルの本を読む話

息子のコペルは小さい頃からサバイバルもののテレビ番組やYouTubeチャンネルなどが大好きだ。

 

 

マッチやライターを使わずに火を起こしたり、

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汚れた雨水や海水を蒸留して飲水を得たり…。

 

 

あるいは木を集めて小屋を建て、漂流物から筏を作ったり

食べられる野草を見分けて

時には虫をもタンパク源としたり…。

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好き。応援してる。

 

 

私たちが子どもの頃のように外で遊ぶことも少なく、

息をするように端末を操作し

友達とはオンラインで集ってゲームを楽しむデジタルネイティブな息子も

 

 

無人島や山の中でナイフやロープなど最低限の道具のみを携え、

己の知恵と身体だけを頼りにサバイブする…

そんな根源的な生命の力強さや大自然のロマンに憧れるのだなと思うとなんだか不思議な気持ちだ。

 

 

何年か前から

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ずっとそんなことを言っているが

子どもにあんな大きなナイフを持たせるのはやはり危険だし、第一使いこなせないだろう。

 

 

私が思うに、彼の自分のナイフが欲しいという気持ちは

おそらくは道端でついつい「いい感じの棒」を拾っては振り回してしまう、

男の子の謎の習性の延長線上にある。

格好良く、強そうであるから欲しいだけなのだ。

 

 

カッコイイからと常に持ち歩き、友達に見せびらかしでもして余計なトラブルをおこし、

誤って自分や他人を傷つけるようなことにでもなれば取り返しがつかない。

 

 

だからコペルがナイフが欲しいといい出してから

もうかなり経つが、

彼が中学生となった今でもナイフはお預けとなっている。

 

 

数年前、キャンプをしよういう話になった時

やはりナイフが欲しいのだと訴えたコペルに

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「それよりサバイバルの知識を身につけないと

どんな立派なツールもつかいこなせないんじゃない?

手に入れるならまずは本じゃない?」

 

 

そう提案して本を勧めた。

 

 

ナイフに未練たらたらの様子ではあったものの、

納得はしてくれたようで

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コペルは素直に義父にサバイバル関連の本を借りにいった。

 

 

読書家で興味の幅が広い義父は沢山の本を所有している。

本棚から「サバイバル」と名のついた本を引っ張り出してきて

コペルに貸してくれた。

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コペルは喜んで読み始めた。

かなり古い本だが、ことこの分野においては

あまり時代の変化は関係ないだろう。

 

字は小さく大人向けのようだが

拾い読むだけでもある程度の知識を得ることはできるはずだ。

全て理解できなくとも、火のつけ方、薪のくべ方、ロープワークなど基本的なことだけでも分かればよい。

 

 

 

…と、思っていたのだが…

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本を読んでいるコペルの様子がおかしい。

 

 

 

不審に思って本を取り上げて

適当なページを開いてみるとこんな文字が飛び込んできた。

 

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??

 

びっくりして目次をみてみると

 

国際紛争に遭遇したら

●海外での危険から身をかわすには

●強盗を撃退するには

●ハイジャックから身を守るには

等々…

 

とにかく物騒なシチュエーションが並び

 

果ては

 

●火山の爆発に対処するには

●核攻撃に対処するには

 

…などととんでもない対処法までが並んでいる。

 

 

 

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お義父さん、これじゃないヨー。

 

 

かなり古い本で時代にそぐわないというか、差別的というか

ゴルゴ13のデューク東郷が書いている本なのかな?と思うくらい

過激で極端な表現も多くあったので

それ以上コペルには読ませなかったが

 

 

あり得ないと思うような事態にさえ

詳細な対処法が示されており、

読み物としてはなかなか興味深かった。

ギャグか?

 

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この知識が役に立つ日がこないことを祈るよ…

 

 

なんというか武井壮さんの猛獣と戦うならっていうネタを見ているような感覚で面白く

ついつい読み耽ってしまった。

 

 

笑ってしまうくらいスケールの大きい

ありとあらゆる危機的状況においてのサバイバル術が書かれていたけど

感染症が蔓延した社会で生き残るサバイバル術は載っていなかった。

 

 

この本が出版された1994年にはとても想定できない危機の最中にいることを自覚しつつ、

 

今年もステイホームで生き抜こうと思っている。

 

 

皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしですかー?

 

 

 


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21世紀サバイバル・バイブル (集英社文庫)

↑これは改訂版かな?

 

 

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認知症と私のおじいちゃんの話

ちょっと前にこんな本を読んだ。

 

 

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私の祖父は北の果ての小さな市で市会議員をやっていた。

とにかく知的でスマートで物腰がとても柔らかく、

子どもの私にも大人に対するような丁寧な言葉遣いで話しかけてきてくれる人だった。

 

 

 

その年代の人にしては進歩的な、現代に近い感覚を持った人で

当時としては珍しく仕事を持ってフルタイムで働いていた祖母に

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家事を押し付けることもなく、

 

 

私にもこれからは女性だって勉強して世界に出ていく時代だと

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私に留学を勧めてくれたりしていた祖父。

 

 

周囲からの人望も厚く、いつでも紳士的で頭の良い祖父は私の自慢であったが

 

 

そんな祖父は私が高校生の時

アルツハイマー型の認知症を発症した。

 

 

 

初めは見知った道でも迷って自宅に帰れなくなることから始まって、

辻褄の合わない、おかしなことを言うようになり、

新しいことを記憶することが出来なくなって

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人の名前を忘れ、思い出を失い、家族の顔がわからなくなって

どんどん色々なことを忘れていって

最後は子どものようになっていった。

 

 

 

症状がある程度すすんでくると祖母と二人で暮らすのは難しくなり、

祖母は仕事をやめ

祖父を連れて埼玉の私たちの家へ移り住んできた。

 

 

 

久しぶりにあった祖父は私の自慢の祖父の姿とは随分違ってしまっていて、

私はショックをうけた。

 

 

私のことを昔戦争で亡くした弟と思いこみ

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しげるか?生きていたのか?と呼びかけてきたり

 

 

夜になると、うちに帰らないと!と焦燥感にかられるらしく

フラフラっとどこかへ行ってしまう。

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夜毎懐中電灯を手に家族で祖父を探した

不安で切ない思いは今も忘れられない。

 

 

やがてその状態の祖父と暮らすことにも慣れ

あどけない子供のような祖父をも愛おしく思えるようになったが

失う記憶と共に本来の祖父も少しずついなくなってしまうような

病気に少しずつ祖父が上書きされてしまうような

そんな感覚は拭えなかった。

 

 

 

 

この本は認知症の専門医である長谷川先生が書かれた本だ。

長谷川先生は日本中で広く使われている認知機能検査「長谷川式スケール」を開発された方。

 

「長谷川式スケール」は

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決められたいくつかの質問に答えられるかどうかで認知症かどうかを判断する検査だ。

もちろん祖父も受けた。

 

 

そんな教科書の中の人というか、

(巻末の解説では痴呆界の長嶋茂雄と表現されていた)

認知症の第一人者である長谷川先生が

自らも認知症を発症したとき、

今の自分にどんな景色が見え、どんなことを感じているのかをありのままに書いて伝えてくれているのがこの本である。

 

 

冒頭の文章を読んだ時からなんだか泣けて仕方がなかった。

 

 

人間は生まれた時からずっと連続して生きているわけですから、認知症になったからといって、周囲が思うほど自分自身は変わっていないと思う部分もあります。

そもそも認知症になったからといって、突然、人が変わるわけではありません。

昨日まで生きてきた続きの自分がそこにいます。

 

いつしか私は認知症発症後の祖父を別人格のように考えるようになっていったと思う。

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これも病気が言わせていること、病気がやらせていること。

これは本来の祖父ではないのだからと考えないとやっていけないような出来事もたくさんあった。

 

 

でもそれはもう祖父はあっち側の人間、と遮断してしまう行為ではなかっただろうか。

 

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認知症になると周囲はこれまでと違った人に接するかのように𠮟ったり、子供扱いしがちです。

だけど本人にしたら自分は別に変わっていないし、自分が住んでいる世界は、昔もいまも連続している。たしかに失敗や間違いは増えるけれど、

認知症でない人でも間違えることはあるでしょう。

認知症になると無視されたり、軽んじられたり、途端に人格が失われたように扱われるのは、ひどく傷つきますし、不当なことです

 

周りのサポートや編集のあってのことであろうが

認知症であっても長谷川先生の文章は知的で分かりやすく、温かい。

そのことに驚くと同時に

その驚きは「認知症患者さん=何も分からなくなった人」と思い込んでいる、

自分の中にある偏見のようなものから出ていることに気づいて少し落ち込む。

 

 

長谷川先生が

 

認知症である自分にもどかしい思いを抱えながらも、

今自分がここにいて、懸命に思考し

昨日から連続するご自身の今を生きているんだよと言うことを

繰り返し伝えてくださっていて

なんだか今になって祖父に近づけたような気になった。

 

 

決して軽んじたり、馬鹿にしたりしたつもりはなかったけれど

ボケてしまった祖父の中に以前の祖父の姿をみつけようと躍起になったり

変化を嘆くのではなく

もっとそのままの祖父と向き合ってあげればよかった。

 

そんなことを思いながら読了した。

 

 

 


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息子が認知症を発症した祖母を「心が奥底に沈んだだけ」と表現したことがあったけど

心が奥底に沈んだように見えるからと言って「=心がそこにいない」ということではないな、ということに

さらに気づかせてもらう体験となった。

 

 

 

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鬼滅の刃とブログとの距離感の話

数日ブログ更新をサボっていたら

実家の母から電話がかかってきた。

 

 

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ううん。全然元気。絶好調。

 

 

 

遠方でなかなか顔を見せることのできない両親に

近況を伝える良い手段だと思い、

このブログの事は教えてあるのだ。

 

 

 

ブログを始めた当初は

 

 

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と誰にも内緒で書きはじめたのだが

公の場で毒を吐けない自分に気づき、

早々に方向転換した。

 

 

誰にも忖度しない歯に衣着せぬ物言いで、

ズバズバと世の中を切るような

シニカルなユーモアに溢れたブログに憧れてたのだけど

 

 

毒を吐くのも才能が必要だったようで、

 

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なんか無理だったんだよね。

 

そんな小市民な私。

 

 

 

 

・・という訳で今は実家の母や義両親、

夫や子どもたちにも打ち明けて

皆に見守られるスタイルでやらせてもらっている当ブログだが

 

 

こうして更新が滞ると、

 

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なかなか宿題をやろうとしない小学生のごとく

親からお尻を叩かれるのである。

 

 

 

 

えー、そんなブロガーっている?

書くよ。書きますよ。

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お母さんに言われたらやる気なくなる謎システム
40過ぎても有効。

 

 

さて、滞っていたブログだが

具合が悪くないなら

ブログも書く時間もないほどに忙しかったのかといえば

全然そんなことはなくって、

 

 

 

そしてドラクエウォークで歩き回っているのかといえば、

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まぁ、そんなことはあるけど

それだけじゃなくって

 

 

 

先日コペルが誕生日プレゼントに買って貰った

鬼滅の刃」と「ドクターストーン」を

子どもと一緒になって読みふけっていただけである。

 

 

 

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両方とも少年ジャンプで連載中の大人気の少年漫画だ。

いやー、人気あるとはコペルにも聞いていたけど、本当に面白いねー!

夢中になっちゃった。

みんな、読んだ方がいいね。

漫画家さんって素晴らしい。

 

 

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鬼滅の刃

「11年間連続コミックス年間累計売上ランキング1位だったONE PIECEの記録を抜いた」とか

「最新刊の17巻が売り切れてしまい書店に入ってこない」とか

色々話題になっていたし

多くの人を魅了するということはきっと面白いのだろうなーと気になっていたのだけれど

 

 

 

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やっぱりねー。

 

 

 

大正時代の日本を舞台に

鬼に家族を殺された主人公が

鬼にされてしまった妹を連れて

仇の鬼を討ち、

妹を人間に戻すために戦うお話。

 

 

 

鬼退治って日本の冒険譚の基本だと思うし、

悪者に家族を殺され、仇を討つために旅をするっていう物語は

少年漫画においては決して奇抜なアイディアではなく、むしろ王道であろう。

 

だから見たことのない新しいストーリー!

・・とかは思わなかったけれど、

でも鬼の側にも今の姿になるに至った背景や事情があったり、

それを討つ側にも葛藤や悲しい過去があったり

登場人物一人一人のストーリーや人間性が本当に丁寧に多面的に描かれていて

ドラマチックで本当に引き込まれる。

 

 

 

鬼退治といえば桃太郎が有名だけど

これに比べたら

桃太郎とかなんで鬼を退治するのか

その動機も、モチベーションも曖昧だし

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一緒に旅をする犬猿雉のキャラクターや生い立ち、

桃太郎との交流や絆も薄っぺらい。

 

 

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キビダンゴで仲間になるヤツは

キビダンゴで裏切りそうだ。

 

 

 

対峙する鬼の強さもよくわからなければ

バトルシーンの描写も貧弱だ。

 

 

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だからこれからは子どもたちに

桃太郎の代わりに鬼滅の刃を読み聞かせたら

いいと思う。

 

 

・・というのは冗談にしても

 

 

本当にジャンプの王道たる

終始戦いの話でありながら

登場人物がみな、とても優しいので

子どもに読ませる漫画としても安心できるのは確かだ。

 

 

そして何より面白い。

漫画であっても小説であっても

物語に没入できる体験ができた子どもが

その後読書を好きになるんじゃないかなーと思うので

こんなお話はどんどん読んで欲しいと思った。

 

 

 

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ドクターストーンについても書きたかったけど

長くなってしまったから今度にするとして

 

 

何がいいたかったのかというと

 

 

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っていう話かな。

仕事をして育児をしながらブログをやっていると

私はそれだけで時間なくなっちゃうんだけれど

最近他のこともしたいなーと思うことが増えてきて

ブログとのちょうどよい距離感を模索中であります。

 

 

2日か3日にいっぺんくらいの更新頻度に

持っていけたらいいなと思っているんだけれど

どうなることやら

 

 


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